この物語は「天星武闘会」の後に起こったお話です。
まだ読んでいない方はそちらを読んでからにして下さい。
気温が低いので吐く息は白く、その所為か参拝者も来る気配の無いその日
昼だという事もあってか大勢の人で賑わっている駅に一人の女性が降り立った
桃色のハイネックセーターを着て、黒いロングスカートを穿いた格好は、普段の彼女とは少しだけ違っていた
腰まで届く金糸の髪が風に揺れる。化粧は最低限に留めているが、それでも周囲から浮いてしまう程の域に達している
周りの同性からは羨望の眼差しで見られ、異性である男達は主に顔と胸に視線を集中させた。胸が従来のサイズより一回り大きいのである
しかし女性は慣れているのか気にもせずに歩き始めた
数分程歩いた先に目的の場所が見えてきた
蒼黒神社。人ならざる者の住まう神の社
鳥居をくぐり50段以上はあるだろう石段を上ると、人っ子一人居ない境内に辿り着いた
「社務所は・・・と」
キョロキョロと境内を見回してみたが、それらしき物が見当たらない
頭の上に?を浮かべる女性
それもその筈、女性が居る所は本殿でも拝殿でもなく、その手前に位置する楼門なのである
困った女性は普段からは想像も付かない程に狼狽していた
そんな所に奇跡的にも救いの手が現れる
赤「こんな所で如何しました?」
神社の宮司を務める勇高赤である
社務所を探していると言うと、彼は案内を申し出てくれた
彼の後ろについて楼門を抜ける。真っ直ぐに伸びた参道の先に拝殿があり、左手には手水舎(手洗所)、右手には目的の社務所がある
彼は社務所の中を軽く見回し
赤「すいません、どうも巫女は全員出払っているらしいので私が代わりにお相手をさせていただきます。今日はどの様なご用件で参拝を?」
彼はここの宮司なのだからこの対応は普通なのだろう
「えっと、如月蒼麻さんにお会いしたいのですが」
赤「ああ、兄のお知り合いでしたか。今呼んで来ますね」
そう言って足早に社務所の奥に歩いて行く
と、何か思い出しのか回れ右をしてこちらに戻って来る
赤「すいません、お名前を聞くのを忘れていました。なんというお名前でしょうか?」
そうだった。名前を名乗らなければ誰が来たのか分からない
「嘆きの姉だと言えば分かると思います」
赤「嘆きのお姉さんでしたか。分かりました、こちらへどうぞ」
社務所の奥の空間は如何やら住居の様で、引き戸を開けると狭くもなく広くもない平均的な広さの玄関に出た。こういうのは出たと言えばいいのか入ったと言えばいいのか微妙な所だ
赤「こちらに掛けてお待ち下さい」
指定されたのは柔らかなソファー。ゆったり出来て気持ち良さそうだなぁと思う
そして彼は宮司というより執事に近い気がするとも思った
待っている間そんな呑気な事を考える。今から自分が行う事、言う事がどれだけ相手にとって衝撃的な事なのか十分理解しているというのに・・・
続く
嘆きの姉である女性が次元トレインに乗ろうとしている頃
神都市のある喫茶店では・・・
「蒼姫さ~ん、こっち向いてくだっさ~い!」
蒼姫「お客様、店内での撮影は禁止ですよ~?♪」
蒼姫と呼ばれた着物姿の女性は、笑顔を保ったまま手に持ったお盆で頭にチョップした
如何見てもステンレスの筈なのにゴスッと凄い音がした
殴られた男も「あははっ、すいません」と笑いながら答える
カランカランとベルが鳴る。新しい客が来たのだ
「いらっしゃいませー」
幾人かの声が響いた。働いている五人全員が揃いも揃って和服を着ている
実はこの喫茶店、和服喫茶というメイド喫茶の対抗店である。その名も「桜燐」
前述のメイド喫茶「ヴァルハラ」と並ぶ人気を誇り、神都市の飲食関係の双璧を担っている
さっきチョップされた男が蒼姫に問い掛ける
男1「蒼姫さん、最近あまり顔出さないけど如何したんですか~?」
すかさず連れの男も口を挟む
男2「もしかして彼氏が出来」
蒼姫「そういう笑えない冗談はやめて下さいね~?♪」
またもやお盆を掲げてチョップする真似をする
それだけで連れの男は一筋の汗を垂らして元の位置に戻った
別に失礼な言葉を言った訳ではない。そもそも蒼姫にとってその言葉の意味自体は自分には関係の無い事だった
「あおひめ・・・?」
蒼姫「はい?」
呼ばれて振り返る。カウンター席には一人の女の子が座っていた
見た目からして女子高生位だろうか、薄い青みがかった短髪の女の子
その黒とも群青とも見分けが付かない眼を見て、何故だかひどく懐かしい気持ちになった
蒼姫の返事に女の子は慌てて言った
少女「あ、い、いえ、その・・・自分の名前もあおひめなので・・・(////」
蒼姫「成程、そうでしたか」
青姫「あ、わたし真崎青姫っていいます。早とちりしちゃってすいません!」
ペコペコと頭を上下に振って謝る青姫
それに柔らかく微笑みながら返す
蒼姫「これはご丁寧に。・・・あら?真崎という事は、もしかしてお父様は真崎謙悟さんですか?」
青姫「え・・・は、はい。父を知ってるんですか?」
蒼姫「ええ、昔ちょっとね」
苦笑しながら話すと、店長が横から口を挟んだ
「・・・蒼姫さん、もしかしてそういう仲だったとかですか?」
店長、名前を五月雨奈々子というのだが昔働いていた時からの間柄である
彼女は何かとそそっかしい面があり、何処に物を置いたかを忘れるという特技も持ち合わせている。つまり店員の採用基準は「しっかり者」「よく気が付く」「記憶力が良い」の三点である
そんな店長は先の蒼姫の一言から身勝手な妄想を抱き、それを口から外へ発そうとしているのだ
蒼姫「奈々子ちゃん、それ絶対に違うからお口は噤んでおきましょうね?♪」
笑顔で有無を言わさず押さえ込む。奈々子への有効的な手段である。しかも長い事使用しているので効果が期待出来る
自ら進んでお口チャックを行う店長・奈々子
店長だろうとなんだろうと現時点で最古参の蒼姫には敵わないのである
蒼姫「時に青姫さん?」
青姫「は、はい!」
蒼姫「この街は初めてですか?」
青姫「は、はい、初めてです」
蒼姫「それじゃあ、この後私が案内してあげますね。ついでに謙悟さんの事も訊きたいですし♪」
青姫「え、でもお店はいいんですか?」
蒼姫「いいですよね?店長♪」
お口をチャックしているので声が出せない奈々子はただただ首を振って頷いた
ああ、悲しきかな。少し涙目だ
しかしこの店では恒例行事の様な物なので気にする事は無い。つまり店長は学習能力も低い
「それじゃあ着替えて来ますね♪」と言い残し、店の奥に引っ込む
その後ろ姿を見送り、先程の男達は一言ずつ
男2「ああ、至福の時間は終わりか・・・」
男1「店長~、蒼姫さん今度は何時頃助っ人に入るんですか~?」
奈々子「んー・・・んんんんんん、んっん」
男2「店長、蒼姫さんが居ない間位は口開けててもいいと思うんだけど・・・」
「次の予定は五日後だな。丁度新年明けて客足も幾分捌けてる頃だと思うし・・・」
店の奥から出て来たのは少し声音の高い男性。足元まで届きそうな程長い黒髪と青く透き通る眼
しかし何故男子禁制であろう店の奥から男が出て来るのか、青姫は全くもって意味が分からなかった
男性の言葉にテーブルに座っている男達と、他のテーブルに座っている男女数名が揃って溜め息を吐く。一種異様な光景である
男3「マジっすか。実質見れたの数分だけなんすけど」
女1「五日後かぁ、それまでお金貯めておかないと」
女2「私は蒼麻さんでも全然オーケーですよ♪」
男4「それまでは依美ちゃんを見て力を温存しておこう」
依美「私は前菜みたいな物ですか。まぁ蒼麻さんに比べたら私なんてまだまだですけど」
男5「いやいや、そんな事無いって!俺、依美ちゃんの方が好みだし!!」
女3「私は瑞希さんの方がカッコ良くて好みかな~」
瑞希「ああ、ありがとう。だが女なのにカッコ良いと言われると少し複雑だよ」
そこかしこで告白大会が勃発。一々相手をしていたらキリが無いので青姫の手を掴んで早々に店を出た
長いが続く
所変わって蒼黒神社
ソファーの対面に座った赤は嘆きの姉に対してお茶を出しながら話す
赤「わざわざ来ていただいたのにすいません、何処探しても居なくて」
事実、旧バイト先の助っ人に行っているので居ないのだ
しかし奔放過ぎる兄の行動を、弟だといえど全て把握するのは難しい事である
それ故、帰って来るまでこうしてお茶でも飲みながら待つ事にした
会話が無いのもアレなので、赤は自分から会話を始める事にした
赤「あの、貴女は兄の蒼麻とはどんなお知り合いなんでしょうか?・・・あ、勿論話し難い様な事でしたら話していただかなくても結構です」
その問いにお茶を少し飲んでから答える
嵐「私の事は嵐で構いません。・・・そうですね、最初に出逢ったのは確か私達が事故で瀕死の重傷を負った時だったと思います」
赤「デバイスとの融合の件ですね」
嵐「よくご存知で。あの時黒の剣との融合を提案したのは蒼麻さんなんです」
赤「あいつが?!」
予想外の言葉だったのか驚き過ぎて地が出ている
失礼だけどそれが何だか面白くて仕方が無い
自分の行動にハッと気付いて、赤くなりながらコホンと咳をする
赤「失礼。そういうのとは真逆の兄しか見た事が無かったので、つい・・・」
嵐「いえ、そういう所もあの人の良い所だと思います」
家族にしか見せない所があったっていい。人外だからといって人外視点だけで考えない所があの人の長所であるといえるし
赤「その分だと色々迷惑を掛けてるんでしょうね。弟として代わりに謝っておきます」
嵐「そんな事は無いですよ。蒼麻さんは昔から幼かった妹達の面倒を見たり、相談役になってくれたりしていましたから」
赤「そこまで言われると、何だか別人に思えてきますよ。まだまだ兄の事をちゃんと理解出来てないみたいです」
そう言って苦笑する
実の所、彼は蒼麻さんの事を誰よりも理解出来ていると思う。それはただの推測ではなく双子の弟として、家族としてである
赤さんはふと窓の方を向き
赤「それにしても・・・帰って来ませんね」
と、言った直後
遠くで木々が倒れる音がした。次いで鳥の羽ばたく音と凄まじい轟音
何事かと思い飛び出してみると、其処には・・・
蒼麻「中々やるじゃないか、これなら万が一彼氏を連れて来たとしても二つ返事でオーケー出しそうだ!♪」
親バカ丸出しな言葉を放つ蒼麻と
白槌「・・・・・・( `w´#)」
その言葉に対して怒りを露にする機械仕掛けの鬼が居た
その光景に赤は盛大に溜め息を吐き、嵐は静かに口を三日月形に歪めていく
よく見ると足は機械化し、両腕は剣状に変化していた
来たのは評価するが親子喧嘩をしてもいいとは言っていない
故に、両成敗と相成った。合掌(‐人‐)
流石に戦女神は強いねと言いつつ続く
改めて見上げると成程デカいとしか言えない
武闘会で戦った時しか見た事が無かったので、こんなにまじまじと見る機会は無かった
何の事かというと白槌である。実際は外側の有人式高機動型重装甲なのではあるが
ジロジロと見ていると、突然片膝を地面につき待機のポーズを取る。そして最初に胸の装甲が開き、次に両肩が、最後に頭が開いた
白い煙が噴き出す。その中から小柄な少女が出て来る。その少女こそが白槌の正体にして、弥生の娘の葉月である
葉月は外に出て早々に愚痴を吐き出す
葉月「暑い」
当然だ、密閉された空間に長時間居れば暑くもなる。さしずめ先程の煙は高温の水蒸気だろう
彼女にとっては毎度の事だが何故か冷房機器は設置しない
「そんな無駄な物を付ける位なら兵装を増やした方が効率的だ」とは彼女の意見
なので葉月は何時でも何処でもノースリーブ状の密着型スーツである
しかし、まあ、多分だが弥生に言われたら付けるだろう。母親至上主義だし
赤「とはいっても、今の時期を考えてくれ。家族から風邪引きを出したくない」
そう言って社務所を出る時に持って来たタオルを渡す。何時の間に・・・
流石は蒼黒神社のおかん的存在、あくまでおかんである。因みに母親的存在は弥生である
手渡されたタオルで大量に噴き出している汗を拭きながら、葉月は嵐の方を見る
「来てやったぞ」とでも言う風に
蒼麻「んで、嵐は一体何の用で来たんだ?」
服に付いた土埃を払いながら訊いてくる
さっきのドタバタで忘れていたが、その一言で思い出した
嵐は神社へ来た理由を頭の中で反芻し、全員を集める様に願い出た。取り敢えず社務所に戻ってからと付け加えて
時は進んで、社務所・住居スペース(居間)
嘆き「あの、嵐姉様が何故此処に?」
嵐「嘆き、貴女にも関係のある事だから皆さんと同じ側で聴きなさい」
優しく諭し、佇まいを正す。というより三つ指を添えた土下座に近い
嵐「この度は真に身勝手ながら弥生様にお許しを頂きたく参上いたした所存です」
※これ書いてる作者がまともな敬語を覚えていないので、変な箇所があっても温かい目で見てやって下さい。指摘とかあったらお願いします
弥生「わたくしに、ですか?」
嵐「はい、弥生様と蒼麻様が夫婦の関係にある事は十分承知しております。ですが、私は出逢った頃より蒼麻様の事をお慕い続けてきました」
蒼麻は思い返す。嵐と出逢った頃の事を
偶然立ち寄った村で事故現場に遭遇した。被害者は八人の少女、一人は即死だった
どれだけ手を施そうと命を永らえさせる事しか出来ない。助けられないという事実に直面した
何の接点も無い人間を見殺しにするのは簡単だが、生きようとしている命を見捨てるのだけは嫌だった
そんな時に耳にしたのが、融合型のデバイス・黒の剣の存在。運良くソレ等は近くの岩屋の中の祭壇に奉ってあった
何時の時代からあるのか分からないが、誰も入った事が無いというのにその場所だけボウッと照らされており、かつ風化すらしていない
まるでこの世の一切合切から切り離されているかの様だった
祭壇に奉られている九本の内の七本を手に取ると、急ぎ早に戻り外部からの融合を試みた。そしてデバイス達はまるで自分の主であるかの様に、少女達の中に吸い込まれていった。『自らの意思で』融合したのである
あの瞬間俺は思った。命を助ける為とはいえ、してはならない過ちを犯したのではないかと
その事を話した事があった。しかし聴き終えた少女は柔らかな微笑と共に
「私達がここにこうして居られるのは、貴方が行った事が正しい事だったからです。あまりご自分を責めないで下さい、そんな顔をされていると私達の方が心配になってしまいます」
そう、言われた。その言葉に、そんな何でも無い様な言葉に泣いたんだ
それまで出会う人間全てから「化け物」と呼ばれ気味悪がられていた。だからだろうか?目の前の少女の何の悪意も無い笑顔に、ずっと閉じ込めていた感情が波の様に溢れ出したのは・・・
嵐「私に蒼麻さんとの交際を認めていただけないでしょうか!」
そう言って深く頭を下げる
うん、そうそう俺との交際を・・・・・・うん?
弥生「良いですよ、御自由にどうぞ♪」
蒼麻「・・・・・・え!?」
光の速さで弥生と嵐を交互に見る
え、ちょ、何!?人が回想モードに入ってる間に何があったの!?
嵐「ありがとうございます。これで気兼ね無く蒼麻さんの子供を産む事が出来ます」
嘆き「嵐姉様?!今の初耳なんですが!?」
嵐「嘆き、貴女も早く行動をした方がいいですよ?」
嘆き「え、いや、その・・・それは解ってるけど倍率とか凄そうだし。って何言わせるんですか!!」
涙目だ。正直言うと可愛い
しかし髪型以外同じ姿の女性が会話していると、何が何だか分からなくなってくる
二人の姉妹の会話中、蒼麻はというと脳がオーバーヒートを迎え、今まさに天使がお迎えに来る頃だった。しかしそれを葉月が脳天唐竹割りチョップ(渾身の一撃)を放ち、如何にか事無きを得た
蒼麻の生命維持も含めて続いてくれ
葉月の脳天唐竹割りチョップを喰らって気絶していた蒼麻が目を覚ましてみると、もう既になんやかんやの事柄が終わって仲良く談笑している一同が居た
呆然としている蒼麻に気が付いたのか嵐が歩み寄って来る
そして目覚めた想い人への第一声が
嵐「これからもよろしくお願いしますね、蒼麻さん♪」
自然にそんな事を言ってのける嵐
あまりにも自然な入りだったのでうっかり返事をしてしまう
蒼麻「ああ、こちらこそよろしk・・・・・・って違う!何時の間にこんな流れになってるんだ?!」
即座に弥生に比較的小声で疑問を投げ掛ける
弥生「さっき一生懸命話をされてましたけど・・・もしかして聴いてなかったんですか?」
子供を窘める風に言う
それに対して蒼麻は
蒼麻「すみません、出会った頃の事を思い出してたら聞き逃しました。よろしければお聞かせ願えないでしょうか」
弱っ
弥生「出会った頃から慕っていた、という所までは大丈夫ですか?」
蒼麻「ああ、そこから後を頼む」
弥生「まず妹さん方も蒼麻さんの事を好きだと言っていました。夜は後ろに気を付けた方がいいですね。次に三女であるトレイタさんが剣の稽古をして欲しいと言っているらしいです。白ちゃんも寂しがってますよ。後は妹が一人増えたとか」
蒼麻「最初のは流石に主人公補正だと言っておこう。トレイタの件は今度の休みに工面するとして・・・妹が増えたって何?」
確かに事故当時の状況を見る限りでは八人居たけどさ
生き返ったとかそんな事ある訳無いよな?
自分の特異性棚に上げて考えるけど、普通は死んだ人間が生き返る訳無いし・・・
あーでもないこーでもないと考えるが、結局従姉妹か何かだろうという事で決着した
嵐「今日はありがとうございました」
弥生「いえ、こちらこそ。わたくしの知らない蒼麻さんの事も知れましたし」
赤「こんな兄貴だけど仲良くしてくれるとこちらとしても助かる。何処に連れ回しても良いが一年以内に限定してくれ、昔20年程帰ってこなかった事があってな」
蒼麻「ぐ・・・あまりその時の話はするな」
赤「すまん、何か古傷を抉ったか」
蒼麻「忘れ去りたい出来事位俺にもある。・・・・・・嵐、今度は妹達も連れて遊びに来てくれ。こっちも歓迎する」
嵐「はい、6月にでも来ますね」
弥生「なるほど、ジューンブライドですね!♪」
蒼麻「意思疎通してる!?」
そんな感じで笑いと驚きに包まれたある日の出来事は幕を閉じる
・・・え、姉妹との絡みは予定してるのかって?
さあ、彼等の命運は如何なる事やらー(棒読み)
葉月「・・・・・・」
あ、そういえば葉月って何の為に呼ばれたのでしょうか嵐さん
嵐「何となく流れ的に言ってみた」
葉月「・・・・・・(#`w´)」
この後、葉月が嵐を闇討ちするか如何かは誰にも分からないのであった
多分したけど姉妹総掛かりで返り討ちに遭ったでFA
もうちょっと練ればよかったね、でも終わる