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最初に書き始めたのは2007年の暮れだった。

第一骨を書き上げ投稿した俺は、満足といった風にテキストファイルを閉じた。それがいけなかった。

当時の事を知っている方からすれば「これは連載物ではなく、もしかしたら読み切りなのか?」と思った事だろう。

そう・・・続きを載せるのを素で忘れてしまったのである。

しかもその事に気付いたのは明くる年の9月。

高校を卒業し専門学校で楽しくやっている頃であった。

放置は流石に洒落にならんと思った。

しかしその年の10月22日、また放置が始まる。酷い話である。

結局物語が終わったのは2009年9月の事。

そんな事があったからなのか、はたまた関係無くなのか、俺にとってこの作品はお気に入りである。

というか純愛が好きなだけである。

 

■ミラ姫■

天獄の姫という通称の元ネタは、『天獄』という漫画から名前だけ拝借しました。読んだ事は無いです。でも絵は好きです。友達には止められたけど。

トウマの国のある世界は元々天国と地獄が地続きで、外から来たミラは本能のままにソレを断ち切りました。

彼女はそれが世界のルールに反している事は解ってはいたものの、一度断ち切ってしまったモノを戻す事は無理だとも理解しています。

なので刺客に命を狙われようが、変な事を画策されていようが、それはそれで仕方の無い事だと思っています。

問題は彼女は誰にもかしずかないし、頭を垂れる事は無いという事ですが。

書き始めの頃は純愛を目指していたのでグラムの背中に飛びつく様な無邪気さがありました。

が、矢張りというか何というか、純愛要素がどっかに雲隠れしてしまったので、どんどん恋する少女っぽさが抜けていきましたとさ。

ソフィアと話している時が一番生き生きしてるんじゃないですかね?

あと名前長いよね。一応貴族って設定だから長くしたけど長すぎだよね。ルイズかよっていう。

まあ、大体のキャラは語呂と語感で決めてますので、おそらく言い難い名前は居ないと思います。

 

■グラム■

その頃無性にドクロが好きだった。

確か自画像もドクロだった。その縁もあってグラムはドクロ騎士になった、と思う。

元ネタは確かシャイニングフォースEXAのアバロンだった筈。全く面影が無いけど。

称号は剣聖。トウマの国の全剣士の目標であり、尊敬に値する人物。

大戦が始まった頃には既に体が骨だったという裏設定がありますが、そこに至る経緯は一切考えてません。

というかただ単に考えるのが面倒臭い。矛盾がボロボロ出そうだし。

しかしグラムが出るだけで作者自身興奮する訳で、しかも他の作品で登場した時にバトルマニアという新設定が付くという。

まあ、彼の戦友も色々と凄かったのでバトルマニアというのもあながち間違いでもないんですが。

 

■リベリア■

彼女の名前は当初全く決まらなくて、仕方なく暇潰しでストックしていた名前だけのキャラを持ってきました。

その結果、イリューダと名前が若干かぶった。ちょっと頭抱えた。

元ネタは多分分かる人も居るでしょうが、『東方』の咲夜さんと『モエかん』の戦闘メイドです。

武器がモロ単分子ワイヤーですしね。投げナイフ取り出すし。時間は止められないけどね。

本編中リベリアの体の事に触れてませんが、実は彼女子供が産めない体だったりします。

なので最終骨であんな事言ってても、心中では結構喜んでたりします。グラムも嬉しそうですし。

そういえばケイオスの事ですが、物心付かない時に父親を亡くし、まだ少女だった頃に母親を亡くし、その所為で心が壊れました。

そして大戦後期にグラムに出逢い、そのつてで姫と交友を育み、壊れた心が復活しました。

・・・って、だからこういうのを本編で語れというに。

 

■イル■

鉄扇の元ネタは当時?やってた『うたわれるもの』のハクオロさんから。

ちなみに彼女の服装はチャイナドレスによく似たナニカ。あとポニテ。ランサー兄貴の様なイヤリング付き。

展開上彼女が一番口調が変化している。最初の頃は天獄の姫には敬語を使えと言っていた筈なのに、気付けば超フランクになっていた。

ぶっちゃけいつもの事であるのが何とも悲しい所。

彼女はどちらかといえばツンデレに近いと思う。皆の前ではハキハキ喋るけど、二人っきりになると途端に大人しくなる。

行動力も抜群とまでは言わないが高いし、分析力やらリーダーシップやらも結構高い。本編中では全く触れられないけど。

ちなみに彼女、ドーファとの間に子供が出来ますが・・・・・・はてさて何人生まれたのやら。一人だけってのは流石に無いと思います。

 

■ドーファ■

遺言状騒動がありましたが、結局何も変わっておりません。親父は場を引っ掻き回しただけ。

元ネタはシャイニングフォースシリーズによく出て来る獣人。ウインドのロウエン王が割と近い。

体毛の所為か上半身は裸です。といってもトウマの国に住んでる獣人はオスメス関係無く基本的に上半身裸ですね。ニプレスでも貼ってるんだろうか?

そういえばドーファとアーケって年齢同じなんですよね。何故かというとアーケを乙女思考にした際に、キャス子姐さんが頭をよぎりまして・・・。

あの人2×歳ですから、アーケも2×歳でいっかー。じゃあ同じ感じでドーファも2×歳でいっかー、となりました。凄え簡単な理由。

 

■ソフィア■

自由である。4月1日のアレでも自由すぎた。とにかく自由。作者としても動かし易い。

元ネタは無いけど本編より先に『闇本・求』に名前だけ登場してたっていう。

本編中に我が家の事では動かないとか言ってますがマジです、嘘とかでなく。

むしろ家柄とかウザいと思ってます。城の方も正直、副業の関係でサバイバル技術とか普通に備わってるので本当は必要ありません。

ただまあ、上からの圧力というか、領主としての責務というか、そういう関係で手放せないんですね。

とはいえ、シュタインブルーの領地には人とか住んでないんですけどね。何か雪山とか雪原とか野生生物が棲んでるだけ。

というか彼女アレですからね、あんなにコミカルに描かれてますけど必要ならば実の親すら殺めますからね。

権力と家柄を固持するその醜悪な体制に嫌気が差して、暗殺者に頼んで父親とか親戚とかをまとめてブッ殺して貰いました。

で、その暗殺者っていうのが昔のセズでして。その関係で以前から顔見知りだったり。

廻廊入りした最大の理由なんて膨大な知識量を持ってるからってだけですし。

 

■オド■

未だに二つ名の詳細は考えていない。多分マナとかエーテルとか使って戦う魔法使い系なんだよ。的な。

というかお前いつのまにテーゼとの間にフラグ立てたんだよ。

しかも牢屋から出る時元気だったのに、ソード城に着いた途端に重傷負ってるってどういう事なんだ。

・・・と、作者でも色々とツッコミを入れたくなるお人です。

まあ、いいんですよ細かい事は。この手のキャラはウチの法則だと、いつの間にかカップルになっててハッピーエンドに直行しますから。

読み返すと処女作に登場するキャラに似てたからホントにビックリした。

 

■テーゼ■

彼女の元ネタを素で忘れました。居たと思うんだけど本当に誰だっけ?ってレベルで忘れてます。

「テーゼをフルバックに置き~」というセリフは確か、当時なのはstsにはまってたからだと思います。デバイスとか格好良いからね。

そういえば彼女も4月1日のアレに登場してますが、赤面してるかツッコミ入れてるかの2パターンだけでしたな。

オドと結ばれる前から何かと本編中でも登場させていましたが、未だに性格が掴み切れてません。

最近の彼女は何処となーく天然さんぽいですが、それ以前の彼女は真面目さんですかね。言うなれば一人で背負い込むタイプ?

境会で大司祭と会話してた時もこの身を犠牲にしてでもとか言ってましたし、死に急いでるというより正義が服着て歩いてる感じ?

 

■リーガル■

確かコイツの名前、ストックから持って来たんじゃなかったっけ?

何かそんな記憶があるんですよね。中々名前が決まらなくて仕方無く代用した筈。

当初は結婚させるつもりも無く、ドーファと兄弟でもなくて、姫宿を出す予定も無く、ただの乱暴なオッサンという設定だった様な・・・。

本編でちゃんと説明してませんがドーファとは実の兄弟です。長男がドーファで末っ子がコイツ。

母親が人間だったんですが兄弟が生まれる度に獣人の血が薄くなっていって、最終的に獣人要素は耳が尖ってる位ですね。

しかし全然見せ場が無い。姫宿石が割れた事を兄に隠そうと慌てたり、ホーネットに行動を止められて殴りかかれないとか、ホントにかませ犬みたいな奴だった。

コイツの良かった所って、色んな意味でパーフェクトな嫁さん貰えたトコだけなんじゃないかと。

 

■カサエル■

元ネタは勿論カエサルです。しかもシーザー・カエサル・エンペラーの方。自分ボーグ画質の頃からの古参ボーガーなんで。

当時仮面ライダーFIRSTを見た直後だった筈。

指を鳴らすだけで相手を洗脳とか、ショッカーが一番欲しい能力なんじゃないかな。

全く顔についての描写がありませんが、カイゼル髭とモノクルが良く似合うダンディーな紳士です。

いかんせん野心が強すぎた。実はカサエルが死んた所で物語を終わらせるつもりだったという裏話があります。

結局そのまま続いちゃいましたが終わってなくて良かったと思いますね。あそこで終わってたら廻廊メンバー全員出てない事になりますからね。良かった良かった。

それと告白します、二つ名の元ネタは鹿鳴館です。当時嘘言ってすんまそん。

 

■アーケ■

2×歳の乙女思考の行き遅れお姉さん。はよ結婚しろ。

見事なまでに典型的な乙女思考を目指しました。

遊園地で観覧車に乗ったり、映画館でふとした拍子に手が当たってドキドキしたり、二つのストローで一緒のジュースを飲んだりってな感じに。

聞いててげんなりするレベルのだだ甘思考です。

後日談では更に三十路に近付いた事で内心かなり焦ってます。

そんな彼女もそれから数年後、素敵な獣人と結婚し万年新婚の様な生活を送る様になるのだがソレはまた別の話。

そういえば、何故に二つ名が鋼武蝶になったのかは覚えてません。

女性だから蝶とか、鋼とか武とか付ければ格好良いかなとか、そんな単純な理由だったと思います。

 

■リシア■

元ネタは居ないけど、この人が元ネタのキャラは後に創られる事になる。

ホーネットを倒したのも実質彼女であるし、能力を無効化したのも彼女、アリューダの正体を会合時に既に見破っていたのも彼女。

あれ、この人色々とチートじゃね?と思ったそこの貴方・・・何も間違っちゃいない。

事象無効化能力はウチの作品ではリシアと後一人位しか居ない程度に稀有な能力です。

あながち切り札というのも嘘ではないのが何とも言えない。基本的にこの能力を持ってるキャラは非戦闘要員ですけどね。(もう一人の方は一応剣術を習ってるけど)

 

■ブラストリオン■

二つ名が多いのはロボットだから。後は前大戦の時に冠された二つ名もある。

元ネタは多分サモンナイト3の隠しの人。デザイン的にはメタスとか、ゼオライマーとか入ってるかも。

というかモロに肩の部分がメタスです。

口調がかなり特殊で、例えば「俺は彼を助ける為に飛んで来ました」だと、「俺ハ彼ヲ助ける為ニ飛んでキマシタ」になります。

内訳としては単語と動詞以外は全て「カタカナ」になります。元からカタカナである「アレ」とか「ソレ」とかの場合は続く接続詞が「ひらがな」になります。

どっかの魔界のお姫様の方が書いてる側としては楽です。

あまり出番の無い彼も前大戦の頃は機械兵士軍団の副隊長として活動しており、白兵・砲撃・隠密の三種兵装を使い分けて戦っておりました。

廻廊内では極高位と高位を除いて最強の部類に入ります。

しかし同型機である所のBRシリーズは彼を残してその大半が大戦時に大破しており、現在は彼を基盤に次世代機が製造されております。

続編ではその最終ナンバーの機体が登場しますので、まあ期待せずにお待ち下さい。

 

■セズ■

 

廻廊内で唯一の未成年です。18~9歳位かな?

ソフィアの所でも書いたけど、昔から顔馴染みだった関係でクソガキとか言われてもムカッともこない。

というか逆算すると年齢一ケタ台で人殺してる事になる。そりゃガーディアンも瞬殺出来るわ。

あの独特な口癖(ムズい=ダルい)は育ての親であるヴォルトの口癖。コイツ捨て子なんですよね。

赤子の頃に口減らしの目的で捨てられて、たまたまヴォルトが仕事で立ち寄ったトコに居たのでそのまま拾って帰って来た。という感じ。

ヴォルトの事を本当の父親の様に慕い、組織内の仲間とは本当の兄弟の様に接している。というかヴォルト以外は全員捨て子や戦災孤児だったりする。

戦えるならどんな仕事も請ける。それが人殺しだろうと、戦争だろうとお構い無しに。

そして完遂率はほぼ100%。「ほぼ」なのは場合によっては敵に情けをかけたり、依頼人を成り行き上抹殺す る事がある為。

 

■ニール■

セクハラジジイ。やる時はやるジジイ。神出鬼没なスーパージジイ。

ミラを一番お姫様として扱ってるのはこの人位。

実は本編の後に異世界に旅立っていて、其処でまた色々と介入していくんですが全く考えてません。

ぶっちゃけ闇本Anotherに登場したニール爺さんと同一人物です。

作品的にはこちらが後ですが、Anotherに登場したクライが姫宿と雰囲気が似ていたのもあって気に掛けていました。

ただまあ、Anotherの方では完全にご隠居さんみたいになってるので、今後一切厄介事には首を突っ込まない事を誓っています。

というか、求の終盤辺りで既に亡くなってます。今考えました。元々結構年齢いっちゃってますし。

 

■ホーネット■

不遇。中二病。笑い上戸。

オッドアイである事に加え、上半身全体に火傷を負っています。多分迫害の所為です。

騎士の様な外見でマントをまとっているのですが、その見た目から騎士という身分には一生なれない事は確定しています。

そもそもこの世界ではオッドアイを持つ者は人間として扱われていないので、央都政府直属の職業にはなれないのです。というか逆に政府の風当たりが悪くなります。

ちなみに彼はあくまで尖兵なので、続編では裏で彼を動かしていた黒幕が登場します。ラストクロノス計画もまだまだ序の口だったりします。

というか計画の全貌はまだ名前しか出て来てませんしね。どういう内容なのかすら明るみになってませんし。

彼の能力は言霊で相手を操る事ですが、本当に言葉というのは力を持っていて、日本でも古来から「言葉にすると力を持ってしまうから言ってはいけない」と言います。

そういう訳なので彼の能力は紛う事無き本物です。ただトウマの国には神様居ないと思いますよ。

妖精境会とか宵闇の神殿とかありますけど、ホントに神様を信奉してるトコなんて無いですからね。そもそも神様という存在が居るのは知ってるけど、名前とかどんな姿してるとかは誰も知りませんもん。

偶像崇拝とか精霊信仰はありますけど、あくまでトウマの国に根付いている種族を元にした物ですから、頭に輪っかが付いてて純白の羽が生えてて・・・とかそういう発想自体浮かびませんからね。

 

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