あまりにも元の後書きが手抜き過ぎたので書下ろしとなります。
兎に角最後があんな感じになったのだけが心残りです。
まあ、いつか出さなきゃいけないと思っていた神様の一人は出せたしソコは安心していますが・・・。
■如月蒼麻■
いつもの主人公である。何で他の作品の主人公が我が物顔で居るんですかねえ。
本来は足を使った戦い方なので剣とは相性が悪いんですが、いい感じに剣持ちが居なくなって内心安堵。
いかに足が腕より長いとはいっても平気で衝撃波とか発生させる剣士が居た訳ですから、そりゃもうガクブル物ですよ。
特に断罪皇帝や白帝、力量未知数のグラムなんかと当たった日には丸一日何も出来ない体になっていた事でしょう。
弟子である白帝も無手を扱えるとはいえ剣の方が修練の量では上回っていますし、幾ら受け流したとしても決着をつけなければ勝ったとは言えませんし。
元々の発案者は蒼麻だったんですが、そこに邪狼が資金提供をして、終華が舞台を提供した訳なんですが、一番の問題は蒼麻と邪狼の仲がトンでもなく悪かった事。
以降の作品では悪口やケンカはあるけどかなり良好な関係となっていますが、この当時はそれはもう酷かった、酷過ぎた。
■勇高赤■
やる気ねーにも程があるが本人としては殺し合い以外の殴り合いはあまり気が進まない様子。
以降の作品を読んだ後だとおかしく映るけど、大切な者(=家族)以外はどうなろうと知った事ではないという信念が心の何処かにあるので、ある意味ウチの作品で一番まとも且つ非情なキャラです。
現に蒼麻よりも潜在的な凶暴性が上なので戻化した時のスペックは神二人分くらい。
今回は前回の反省もあって対策を用意していたので、体力が半分減ったくらいで何とかなったレベル。
対策してなかったら我を忘れて会場に居た人達の内、神と規格外クラスを除いて全員殺していた模様。
やる気は無かったが対戦相手が妙に自分と重なっていたので意気投合。
その後運良く同じ世界に住んでいた事が判明し、現在も良き同士として交友を続けている。
■グスタフ=バレッド■
この人は昔専門学校の卒業制作で登場させたキャラが元ネタです。
執事なのも元傭兵なのも武器の種類も通り名も当時から何も変わってません。
唯一違うのは能力者になってる事くらいかな?元々人間の癖に頑丈だったのに、能力者になってしまうとか反則過ぎるでしょう。
まあ、他に言う事は無い。
■葉月■
白槌という名のパワードアーマーを着た蒼麻の義理の娘。多分本人が聞いたら半殺し確定。
今回規格外クラスが出場するという風の噂を聞きつけ、そんなに強いんならブッ倒せたら今より強くなれんじゃね?みたいな感じで出場したとか違うとか。
以前弥生編で登場した際は力に任せた戦闘方法だったけど、今回は肩から徹甲弾撃ったり背部から大口径カノン砲出したりで結構戦略が増えてますね。
他にも候補として電力要らずのレールガンをトンでも理論で撃ち出したり、携行武器として近接用装備とかもありました。
でも流石にそれは物騒過ぎる。レールガンとかエヴァのパクリとか言われそうだし。(そんなコメントがつく様なブログでもなかったけど)
■白帝■
全ては六逆の戒めの為だけに、という訳でもない。
彼女の参加が決まったのは物語的には必然でしたが、彼女本人としては出場選手表を開催前に貰って師匠が出るんなら・・・といった感じ。
あと上半身曝け出しは書いてて思い付いた、後悔も反省もしていない。
というかあんなにベルト巻いてて忘れるとか凄いな。風呂入る時とかどうしてんねん。
■嵐■
戦う僕等の爆乳お姉さん。丁度この日は仕事も休みで、蒼麻と妹の主である白帝が参加するなら私も出ようかしら♪みたいな。
大嵐奏霧も嵐王極界閃も基本的に嵐が使っていますが技自体を編み出したのは蒼麻です。
ちなみに姉妹全員が蒼麻の編み出した技を持ってます。本人もノリノリで作った。
白槌との関係はその後も続き、中の人が将来子供を産んだ時は後見人もやる予定。
剣の腕は蒼麻に若干劣り白帝には勝るが、剣の腕を極めた未来の白帝には遠く及ばない。
ついでに言うと彼女は直感めいた物は持ち合わせていません。
■断罪皇帝■
そしてこの幼女である。元ネタは確実にこの人。
鎧の背部にある仕掛けを身内(この場合は正体を知っている人物)が作動させると、ダイアゴン横丁の壁みたいに鎧が分解される。
声は内部に変声機が仕込まれており、ノイズ交じりの低音(早い話がハスキーボイス)に修正されている。
当初から充とぶつかる事が決定されていたので、もし充を参戦させていなかったら真崎さんや魔桜を除く全員の天敵になっていたであろう。
実は必ず相手を消滅させる技として「Δスラッシャー」という物があるのですが、如何軽く見積もっても充には防ぎきれずこの世から物理的に居なくなってしまうので今回は使わせませんでした。
■真崎謙悟■
人外殺しとか戦神とか人類最強とか言われてる人。死因:路銀が尽きた。
天国から参戦というのはドラゴンボールなんかを思い出しますね。
アレは最終的に生き返ったりしますが、ウチの世界観ではそんなに世の中甘くないです。
実は妻子持ちで奥さんは仕事について大まかな事は知っていますが、娘さんは何の職業に就いてるかすら知りません。
「お父さん昔から出張多いけど何の仕事してるんだろ?お母さんも全然教えてくれないし・・・」という感じ。
彼が死んだという報を奥さんは人伝で知っていますが、やっぱり娘さんは教えて貰えず「今回のは出張じゃなくて単身赴任レベルだなあ」程度にしか思ってません。
この娘さんは後に神都市という街に訪れた際に蒼麻と出逢い、旧友だとか命の恩人だとか聞く事になります。そしてサクッと別れます。
■片那充■
劫剣とかいいながら劫火要素無いんだぜ。・・・という魔剣・劫等穿の担い手に選ばれた少年。
当時はまだ構想すら出来ていなかったけど、後に書き上げられる「断罪の時間」の主人公であり、断罪皇帝が人の世で生きていく要因を作った。
剣を振るだけの筋力や体力はあるがそれは一般人に毛が生えた程度でしかなく、冒険者や人外と比べるとガキ大将レベル?という感じ。
ちなみに劫等穿は魔剣というカテゴリでいえば序列第十三位という・・・早い話が最下級ですね。あ、強さの度合いがですよ?
そして神話の類でよく見られる魔剣の副作用といえば、命を削られたり魂喰われたり矢鱈めったら暗殺されかけたり意識乗っ取られて無差別殺人したり・・・ってな具合ですよね。やー大変だ。
ただまあ、充の場合は寿命を最後までちゃんと全うして大往生を遂げますからね。
魔剣とは一体なんだったのかと思う方も居るでしょうが、そもそもこの劫等穿は魔剣・序列第二位である業螺殲の劣化コピーだったりする訳で。
魔剣・序列第二位の業螺殲から以降が鍛造され始めた当初、第十二位で鍛造は終わりとしていたんです。つまりイレギュラー。つまり保険。
業螺殲の存在理由はとある剣が暴走した際の抑止力。もしもその時に業螺殲だけで如何にもならなかった場合は、劫等穿も用いて如何にかするしかない。
・・・と、まあ充には直接関係無いけど充と断罪皇帝二人が出逢ったのは偶然ではないという事です。
■魔桜・霊武■
統都桜花扇・・・という二つ名は執筆する時にガカッと閃いて設定しただけなので、これ以降どのような作品でも登場する事は一切ありません。切ないね。
規格外というクラスは、人外よりも強いけど神には劣るというなんか凄く微妙な立ち位置です。やりようによっては神にも勝てますが、勝った所で何が如何変わる訳でもない。
我々の世界でいう所の抑止力に該当するのも彼等規格外なので、どれだけの強さなのかは恐らく分かると思います。でも全体を通してみると中の下ぐらい。
霊武も抑止の王と呼ばれるぐらいの存在なんですが、これは彼個人の武力というより同じ規格外クラスの仲間を従えているというのが主な要因。
同程度のカリスマを持っている断罪皇帝は大都市の民衆を率いれるレベルで、霊武は一個軍団に匹敵する武力を一人ずつが持つ少数精鋭を従えるレベル。量より質です。
ちなみに戦神王を見て戦意喪失しましたが、同じ神である邪狼は平気なのに何故?と思われるでしょうが、戦神王の様な異形神は「古空」クラスに相当する訳ですが規格外クラスから見ると四つも上の存在です。
古空クラスからすると規格外クラスは路傍の石程度です。何をどうやっても覆る事の無い戦力差があります。戦意喪失ぐらいで済んで逆によかったというものです。
■ケーロス■
なんか変神方法が仮面ライダーウィザードっぽいのは気の所為。そもそも当時はオーズやってた。
克己・光太郎という名前の書き方は元ネタである漫画「足洗邸の住人たち。」と同じ様にしている。が、HNの法則に気付いていなかったので元ネタはあって無い様な物になっている。
変神後の元ネタは同漫画に登場する「後考者エピメテウス」。そちらは全身金色なのでこちらは銀色になった。
ただしエピメテウスとケーロス(カイロス)はギリシア神話において全く接点がありません。
カイロスはゼウスの末子なのでティターンの一人であるエピメテウスは敵となるんですが、そもそもエピメテウスはゼウスに反逆なんかしてないので二人に共通点なんかまるでありません。まあ、ただのネタキャラなので。
■セルキナ=フォートライト■
この子も専門学生時代に作ったキャラです。普段から猫をかぶっているので中身はほんのり腹黒。
兄弟殺しという二つ名通り、旧約聖書のカインとアベルに関係のある武器を所持していますが彼女自身はユダヤ人ではなくドイツ人です。
彼女は「ロンギヌス・オブ・カイン」という槍を、ライバル兼殺し合い相手が「スラッシュ・イン・アベル」という剣を所持しています。
グスタフと同様に元々別の目的で作られたキャラの流用という事もあり、オリジナルとは完全に別物にはなっていますが基本設定はあまり変わってません。
その身に何故かクシナダの血が混じっていたりします。そうです、日本神話に登場するスサノオの奥さんです。
セルキナが負けた時に駆け寄って来た少年がスサノオの血を受け継いでいるという設定があるので、それに合わせてそんな設定にしましたが今回は全く活かせてません。というか出す気も無かった。
■ヒヅチ■
何をしに地獄からわざわざ出て来たのか分からない、通称・かませ犬。
真崎さんがいかに強いかを知らしめる為だけに秒殺された人。
不遇とか不幸とか思うかもしれませんが、地獄のS級独房に入れられてる癖に全く更生する気が見当たらないのでこうなった。自業自得。
本人のスペックは人外の中でも上位に位置しますが、槍術を極めているとはいえ上位の中でも下の方なので普通に弱いです。
(S級独房に入れられた原因は、実質部下が手を下した訳ではあるけど魔界の姫君を殺しかけた事が大部分を占めている)
大会が終わった後その事を独房仲間にかなり弄られました。
そしてその数ヵ月後、天国と地獄で共同演習が開かれた際にある運命的な出会いを果たしますが、それはまたの機会にお話しましょう。
■超絶魔人■
魔人(まじん)じゃなくて魔人(ひーろー)と読みます。何故かは俺も知りません。
昔設定だけ作って書くのを頓挫した幻の作品の主人公です。
設定ではダークヒーローとなっているので「悪を以って悪を征す」を地でいく人です。
ベースとなる部分に「デビルマン」があるので、主人公は元々気弱で大人しかったのが何らかの要因で180度逆転した現在の性格になっています。
詳しい話は面倒なので語りませんが、敵が超絶甘党の蝙蝠(バット)、何でも壊しまくる巨鬼(オーガ)、ライバル的存在の鬼神の三人が居て、実は描写されていませんが大会にも観客として居ました。
それと全く戦わずに負けてしまったので分かりませんが、遠近両方いける万能型だったりします。主人公ってそういうものよね。
■グラム=バテレイト■
時系列的には「題名はまだない」が終わって暫く後、別の世界に移り住んでから数週間という所。
ネタバレを避けるとするならまだ「少女」は救われておらず、また「姫」は「賢者」になっておらず、「彼」と「彼女」は「父」と「母」にはなってません。
今回の参戦は移住先のご近所さんである嵐がその話をしていたのを姫が傍で聞いていた為です。つまりグラム達が移住した先はタネローンとなります。
今回の武闘会でグラムは屠骨を使用していましたが、そもそも屠骨はその殺傷性の高さから通常の戦闘では使用出来ません。
いやまあ、出来ない事も無いんですがグラムの行動理念(殺さずの精神)により、全く使えない子になってる状態です。
今回は「なんでもあり」な上に「純粋な人間は参加していない」という事なので、意気揚々と武闘会場がある世界に向かう為に次元トレインに乗り込んだのである。
・・・まさか戦闘マニアとかいう設定が付与されるとも知らずに。
■斐綱■
何故かこんな所にまで招集される不憫な男。幽霊だから仕方無いよね。
霊体だからどんな攻撃が飛んで来てもへっちゃらな上に、霊体なのに平然とマイク持ってたりゴング鳴らしたり、霊体ってそんなもんだったっけ?と突っ込みたくなる存在です。
ちなみに報酬は親子4人+αで温泉とか旅行行っても余裕でお釣りが来る程度。資金提供が邪狼の時点でこれ位はポンと出せる。
しかしまあ・・・ウチの作品でもここまで人間(?)離れしてる奴も居ませんよ。物理完全無効とかチートかよっていう。
でもそれが全くチートに思えないのはウチの作品にチートキャラが沢山居るからでしょうね。別にチートが好きな訳ではないんだが・・・。
■邪狼■
まだ蒼麻との仲がトンでもなく悪かった頃。まるで創られたばかりの蒼麻と赤を見ている様。・・・殺し合いまで発展はしないけどね。
確かこの当時はまだ自分の身体情報を書き換えて若返るという行為を行ってそんなに経ってなくて、若くなった身体につられて記憶が若かった頃まで後退してしまったのでこんな暴力的になってしまっただけで、これ以降は大神然としたしっかりしつつも慎重派な感じに修正されていきました。
最初はキャラの紹介や技の解説役の予定だったんですが、別にそういうの要らないって事に気付いたので取り敢えずその名残でちょいちょい口挟むだけに。
この作品とは直接関係無いんですが、実は邪狼はキャラを創った当初蒼麻の分身という設定(二重人格的な)だったので、よく見ると容姿が蒼麻と正反対だったりします。
髪型も刺々しかったり、瞳も赤かったり、とね。服装は分身という事で同じでしたけどね。まあ、今(2016年7月現在)は作務衣着てますけど。
■終華■
今(2016年7月現在)では存在そのものが忘れ去られていたりする可愛そうな人。美人。
彼女や邪狼が属する大神というカテゴリは全部で6柱居て、終華は「天球神」、邪狼は「天星神」と各々神名(みな)があります。
が、それを書いたテキストファイルが第三次だったか第四次だったかのHDD消失事件(早い話が壊れた)により消滅してしまったので、もう全然覚えてなかったりする。
大神としての階級は第二位。邪狼は第四位なので実質的には上司ですね。
第一位である蒼麻(あおば)が主神であり直属の上司である全能神・此御標と互いにタメ口で話したり、事ある毎に天星世界に干渉したりと頭を悩ます案件が多く、真面目な性格だということもあり一番気苦労が絶えない。
ちなみに武闘会が開催された世界は彼女が管理していた物で、実際にその世界に居たとされる「如月蒼麻の別個体」によって世界そのものを殺されている。(ウチの作品でいう「世界」というのは核を殺されると世界そのものを殺されたも同然となる)
■第二回の開催はあるのか?■
今(2016年11月現在)もキャラが無駄に量産されているので、もしかしたら開かれるかもしれない。
その際は本編未登場のキャラ、設定的に出せないと見送られたキャラ、観客としてなら大丈夫かな(戦うと確実に世界がヤバい)ってキャラ、パワーアップして帰って来たあの人、別世界だから問題無いねってキャラとかが出ると思います。
取り敢えず年表を完成させてからかな。