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―――(主に相手が)修羅場ルート。

 

琴音「瑞華、明日の準備は出来ているわね?」

 

瑞華「はい、お嬢様。既に最高級ショコラティエに手配しております」

 

琴音「流石はわたくしの専属メイド、仕事が早いわね」

 

瑞華「お褒めに預かり光栄でございます」

 

琴音「うふふ・・・これで城戸さんはわたくしの物。いいえ、わたくしのご主人様に・・・あぁ、想像しただけでも蕩けてしまいそう・・・(////」

 

~ここから琴音の妄想~

 

遼亮「琴音、このチョコとっても美味しいよ。こんなチョコが作れるなんて、琴音は素敵な奥さんになるだろうね」

 

琴音「そんな・・・城戸さんの為でしたらどんなチョコでも作れますわ(////」

 

遼亮「ああ、こんな綺麗な女の子にチョコを作って貰えるなんて、俺はなんて幸せ者なんだろう。琴音、今すぐにでも結婚しよう!」

 

琴音「嬉しい・・・。城戸さんのお嫁さんになれるなんて(////」

 

遼亮「琴音、名前で呼んでくれないか?」

 

琴音「・・・・・・はい、遼亮さん(////」

 

リンゴーン、リンゴーン

チャペルの鐘が鳴り響く

駆けつけてくれた級友達に見送られ、わたくしとご主人様は手を取り合って歩き出す

まるで二人を祝福するかの様に、鐘はいつまでも鳴り響いていた

 

~妄想、終わり~

 

琴音は幸せそうな笑顔で眠る

その様子を確かめ、瑞華はそっと部屋を後にした

取り敢えず厨房に行って、明日のチョコを作らないといけない

勿論それは手製のチョコで、勿論あげるのは遼亮である

あの主あっての、このメイドである

 

 

第十二.五話

「天木琴音&瑞華の場合」

第十三話に続く?

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