top of page

ここまで読んで下さりありがとうございます。
例によって例の如く書き下ろしです。

 

■部屋■
当初の予定から何の変更もなく、最後までやりきった設定はコレが初めてです。
部屋という、ごく普通の単語を特殊な物として登場させるには、やはり何かしらの特殊性を付加しなければならない。
とかなんとか考えていた記憶があります。
部屋といえばドア。和室なら障子とか襖で境界線を仕切ります。
ドアを開けずに部屋に入る事は出来ません。そこに着目した訳です。
ドアの開閉以外で部屋から出る事は叶わず、レベルという概念により前へ進むしか道はない。
一種の錯角みたいな物です。

部屋という空間に来た時点で「前の部屋に戻る事は不可能」というのが脳裏に刻まれます。
後ろに進むより前に進む方が比較的簡単ですしね。どんな生物でも。

 

■七紙統夜■
彼が願ったのは、「周囲の人達の記憶から自分という項目を削除したい」です。
本編中では50年が経過している事になってますが、実際は1世紀ほど時間が経っております。
無名との邂逅も必然であり、今回は初見ではなく、もう何十回と繰り返した再会です。
そもそも無名は七紙とは鏡合わせの存在。ナイトガンダムとサタンガンダムの様な関係です。
なのでいつかは分かたれる前の「七燼魔将」と呼ばれる、スペリオルドラゴン的な存在になる訳です。
しかもソイツは七度世界を滅ぼせる力を持った存在。実に中二心をくすぐられます。

分からない方はググって下さい。

 

■部屋に住まう者たち■
この作品ではキャラの名前に苦戦させられました。
今までこんなに一つの作品で登場させた事は・・・あった様な気もしますが、処女作の話なので除外します。
ゲスト出演の闇本やら、某ゲームで大阪に大打撃を与えたあの人やら、見事にはっちゃけております。
しかし当初の設定では凪葉さんにセリフが無かったというのが信じられない。巫女スキーなのに。
大抵最後の方になると後付けで設定を増やします。
今回はその影響で羽瑠やオーダイ、ニャミなんかのセリフが実は伏線だった!とかいう事になりました。
はい、そうです。アレまったくの偶然です。ニャミは後付け付加後に考えた物ですが、他の二人はまったくの偶然です。
いやホント凄いな。上手い事いくモンだなーとか思っておりました。

 

■七紙のその後■
彼はその後どうなったかって?
続編あるからソレ読めば分かるんじゃないかな。

bottom of page