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どうも、全国16万人の私のファン達
前回はちょっとしたアクシデントに見舞われましたが
心配しなくても私は元気でやっています
如何やったって今の状況は変わらないんだけども
闇本「でまあ、本題に入る訳なんだが・・・。何処に向かって祈ってんだ、お前」
ルリ「私の脳内のファン達に、です」
全部妄想かよ
どうりで段々増えていくと思った
闇本「自作自演の自己満足は別にいいんだけどな」
いいのかよ
ルリ「本題ですよね?」
闇本「さっき俺とお前は契約をした訳だが・・・」
ルリ「え、ちょっと待って下さい。契約って?そんなのしましたっけ?」
闇本「何言ってんだ、丁度さっき名前を交わしただろうが」
互いの名前を互いに刻む
これが闇に沈んだ本の契約の仕方
知らなかったでは済まされないのである
ルリ「き、聞いてないですよ!?」
闇本「何だ、てっきり知ってるモンだと思って名乗ったんだが・・・」
私は呆然とした
彼は話を続けた
闇本「それじゃあ、まずは知りたい事があったら何でも答えてやるぞ」
ルリ「へ?・・・・・・あ、あの」
闇本「如何した?」
ルリ「『等価交換として魂をいただくー!!』とか無いんですか?」
闇本「俺をそこら辺の低級悪魔と一緒にするな。俺に出来る事は二つ、契約者に様々な知識を与える事と幾多の世界を渡る事だ」
ルリ「な、なるほど」
闇本「そら。何か知りたい事とか無いのか?」
そんな言葉から本格的に始まったこの壮大な物語
この瞬間こそ私と彼の誰も知らない旅を描く三ページ目
第三話
「別名・世界を写す本」
完
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