top of page

冷や汗が頬を流れる
こういう展開はあっちで嫌って程体験したがそれでも慣れない

 

スレイド「旦那が一緒に居るなんて聞いてねえぞ・・・」

 

リィス「だから今「先に言えばよかった」と」

 

スレイド「前回もそうだったけど、言うの遅えんだよ!」

 

目の前に浮いていらっしゃる方からは視線を離さず抗議する
ん、浮いて?
よくよく見れば体が透けていらっしゃる
霊・・・体・・・?
何で霊体が喋ってるんだよ、オイ

 

「何か言いたい事は?」

 

スレイド「申し訳ありませんでしたorz」

 

ああ、駄目だ
ここ十年の習慣が身に染み付いて離れなくなってやがる
土下座か土下寝か謝罪の言葉ばっかだった様な・・・
何で俺、死神やってるんだっけかなぁ
俺の状態に相手は怯んでいる
そりゃそうだ
さっきまであんな態度でエロエロティックな言葉乱発してた奴が土下座してるんだからな
誰だって怯むだろうさ

 

「あー・・・・・・反省してるんならいいんだけどな」

 

遂には相手が折れた
つくづくあっちでの生活は俺に対して不利益しか与えてくれてねえ

 

リィス「うむ、斐綱がこう言っているのだから頭を上げてもいいぞ。スレイド」

 

スレイド「何でお前が偉そうに言ってんだよ」

 

俯かせていた顔を上げながら言った
何なんだ、こいつのこの態度は。十年会ってなかっただけで人間ここまで変われる物なのか?
いや、まあ、俺達人間とっくに辞めてるけどよ

 

斐綱「何というか言動はアレだけど、アンタも苦労してるんだな」

 

斐綱と呼ばれた男が苦笑しながら言う
こういうのを同情っつーのかな?
何か救われた気分になった。これで女だったら恋に落ちてる。人妻なら寝取ってるレベルだ

 


第七転
「その表現は如何なんだ」

bottom of page