そういえば当時は大した後書きも書いてなかった事に気がついた。
なのでこれは書き下ろしです。
■セスト■
本編では魔生物やら寄生生物やら言われてた訳ですが、実は魔族が表舞台に台頭した事で生まれた生物です。
やっぱり天敵というものが居ないと、お話的にも食物連鎖的にもバランス取れないんですよね。
正式名称であるSeptentrion-beasTですが、これ(セプテントリオン部分だけ)の由来は同名の組織からだったと思います。
ぶっちゃけ式神の城ってゲームに出て来るアレだね。芝村関係だよ。
炎の祖が何で一番弱いかですが、体格が他と段違いですし(一つ上の水は最低でも炎の5倍は大きい)、能力的にも他と違って断然弱い(基本的に肉弾戦仕掛けるのは炎だけ)です。
いや、まあ、体格でいえば炎も氷も似たり寄ったりなんですが、空とか雷は元ネタがアリストテレスなので比べる事自体がおかしいです。
■青徒景火■
確かこのキャラを創ったのは、そもそもSe-sTという作品を書こうと思い至る以前だったと思います。
元々彼女達「青シリーズ」は全く別の目的で創造されたもので、彼女の存在理由とか最終的に至る位階とかもその目的の為に設定されています。
んで、彼女の夢に度々現れていた「何もかもが燃えている光景」。アレはどちらかというと「景火」という名前から生まれた副産物です。
やっぱりセストとかいう訳の分からんモノを相手にするには、それ相応の過去が要る訳で。復讐心とか憎悪とかが無いと殲滅したいという心境にはならんのですよ。
まあ、彼女は炎の祖さえ殺せれば後は如何でもいいみたいですけど。
彼女の外見的特徴の元ネタは「続・殺戮のジャンゴ」というエロゲに登場するメガネの人で、あの人からメガネと帽子を取った感じ。
あと回想でも触れてる通りピアノが上手かったりするけど、手を血で染め続けた自分は弾いてはならないと思っています。
それでもホームには彼女用のピアノが置かれてたり。それも昔親に買って貰った思い出のピアノとよく似た物が。
■ステラ=ブルー■
何でこの子ブルーとかいう名字なんだろうか?「青シリーズ」全く関係無いんだけど。
・・・と、作者の俺が言う位当時の状況が分からない。
当初弟の方を出すのは確定していたんですが、姉の方は予定すら無かった覚えが・・・。
彼女も種族は魔族ですが、景火みたいに誇りを重視する様な人物ではありません。といって科学技術に心酔しているかといえばそうでもない。
生活が楽になるのなら新しい技術も時には必要、と考える様な人です。
でもこの世界の魔族って魔術が使えるので、電気と水道通ってれば大体何とかなります。料理は景火が言ってる様に火球出せばいいので。
それとこの人結構鋭いので、景火と出逢って数日で何となく一緒に居られる期間というのが分かってました。
景火もそんな感じの事を度々言ってたんですが、それよりも以前から察してました。ステラさんマジ半端無いっす。
■ダスク=ブルー■
何てダメなシスコンなんだ。だからシスコンになんかなるんだよ。ホントにお前は大人なのか。
そんな文句しか出て来ないダメダメブラザー。良い子はこんな大人になっちゃダメだよ、という良い例。いや悪い例か?
自警団に入っているので人並み以上の戦闘力を持ってはいるものの、性格とかお姉ちゃん大好きっぷりの所為でもう全部が台無し。
黙ってりゃイケメン、口を開けば姉ちゃん姉ちゃん姉ちゃん。モテはするけど話は来ないし浮上もしない。
たまに見せる笑顔が可愛いと年上のお姉さんから好評ではあるが、本人に(他人を対象とした)姉属性は無くそこが残念ポイント。
作者としてコイツに言える事は一つだけ。「俺にはコイツ操れそうにないわ」だけである。キャラの一人歩きってレベルじゃねえぞ。
■バーズ=シュテット■
4月1日のアレでは一番の勝ち組。しかしアレはパラレルであるので、実際は負け組である。
元ネタは多分あの人。性本能と水爆戦のPHANTOM PAINに登場する、地雷で左足とナニを持ってかれた兵隊さん。
ウチの作品では珍しい「性欲は人並みにあるけど、モノが無いので発散出来ない」人。珍しいというより唯一だね、儚いね、可哀相だね。
戦場で落として来たという言葉通り、元は軍人でまあまあ良い線行ってた。でも何度か目の遠征の時にスナイパーから狙撃されたんだけど、運良く物陰に隠れて事無きを得た・・・と思ったら、運が悪い事に跳弾使えるスナイパーだった。
まあ、つまりそういう事。
■カール=カリゾフ■
私が村長です。アイツ程殺意は抱かないけど。というか完全に被害者。
でもこのオッサンの落ち度はその後だよね。行き場の無い怒りを娘に向けちゃいかん。しかも心に傷を負った娘にですよ。
被害者にして加害者、祖父にして父親、村長にして色欲魔。この世に神は居ないのか。
ちなみに母親の事に全く触れてませんが、病死したか離婚したか殺されたか。それとも娘と同じ結末を辿った末にこの世を儚んで自害したか。
さて、どれが一番面白いかによるかな。結局はキャラを創ってないというのがホントの所。
■ミネア=カリゾフ■
憧れを餌にその身を悪魔に弄ばれたか弱き聖女(中古)。4月1日のアレで幸せ掴んだから良いでしょ、的な。
恐らく母親似。美人さん。歩く姿は百合の花。
村長の娘という身分の為にあまり外の世界を知らずに育ってきた。逆にそれが物語の材料としては最高ランク。大いに使わにゃ損だよね。
景火もコイツは使えるぞと思って近寄った訳ですから、なるべくしてなった結末ですね。景火さんレズビアンだから、女性を見る目はピカイチですもん。
■雨刻語■
景火とは多分同年齢?かな。そもそも年齢は設定してないけど、この世界の魔族はファンタジーでいう所のエルフより長命なのでかなりのご高齢。サイヤ人的なシステム。
あんまりフルネームは公にされてない感じ。全部が漢字の名前を持ってる奴なんて、この世界じゃ片手で数えられる位じゃないかな?
キャラの名前を考える時も漢字で表記出来る様にしないとってかなり悩んだ。でも出る時は結構あっさり出るのよね。
そんな感じの流れで武器を如何しようかと悩んでいた所、ふと目に入ったモンハンの名前。
まあ、別にそれで決まった訳じゃないけども、右目のハンデがあるから照準狙う系は論外として。
それに主人公が銃使うから重複するのも避けたい。じゃあ剣しかねえだろと。俺刀剣フェチだし。
元ネタは銃神ゴドーさん。鋼の大地を元ネタとしたのはカタルと土の祖のみ。その内ギター持った天使が出て来るかもね。いや出んけど。
ちなみに後日談で出て来たお姫様はモノホンのお姫様。ウチの看板娘じゃないよ。
■黒髪の青年■
オイそこの大神、時間が無えんだから早く他の世界にも行け。
外伝「邪狼編」に登場した大神・第一位さんです。景火の方でも書いた「青シリーズ」関連の人です。
種族は神様、ランクは大神・第一位(大神の中では最強)、能力は次元間移動。
趣味は色んな人間に変装して世俗を楽しむ事。しかし今回の様に景火にあっさりバレていた所を見ると、大してリサーチもせずに勢いでやっちゃう様である。
ちなみに現在判明している「青シリーズ」の中では、この物語が一番未来の出来事である。地球に人間1人も居ないしね。
■狼■
グ~キュルル~。ワシ腹減ってまんねん、メシおくんなまし。
景火の願いにより誕生した、景火とは実際には関係の無いただの狼。天狼抜刀牙とかも出来ない。
人間の言葉を理解している節があり、ブルー家を中心によく街を闊歩している。基本的にステラの作る料理が好き。
ステラと共に生き、ステラを守る為に戦い、ステラの為に頻繁に訪ね、ステラの死後もその墓を守り続ける。
こんな所かな。
地球にはこれ以降も人間は帰って来ないし、カタルは空の祖を倒したりと数々の偉業を残しますが、それはまた別のお話。
というか書く気は一切無いから各自で補完よろ。