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白いヒラヒラが目の前で踊る
無論ステラが身に着けているエプロンだ
鼻歌交じりに食材を切るステラの背中を見る
料理をする為にポニーテールにした髪が包丁を動かす度に右に左に揺れる
久し振りのホームだからか、私の理性はとっくの昔に緩みまくっていた様だ
ステラ「ぁん、もう・・・後少しなんだから待ってて」
ケイカ「今回の仕事で色々ストレスが溜まってるんだよ。体に悪いし発散しなきゃ駄目だろう?」
ステラ「ストレスじゃなくて・・・んぅ・・・性欲の間違いじゃないの?」
私は手の平から零れ落ちる程のステラの乳房を揉みしだく
どちらともなくキスをし始める
それはそれは濃厚でディープなキスだ
お互いの舌と舌を絡め合い、時に離せば唾液の橋が出来る程に・・・
「姉ちゃん、たーだいまー!」
・・・・・・はぁ
突然ドアを豪快に開けて入って来た男に、私は大変重い溜め息を吐いた
ケイカ「ダスク、お前は何時になったら空気が読めるんだ」
ダスクと呼ばれた男はステラの実の弟だ
ご覧の通り、場の空気が読めないのが最大の短所ではあるが
ダスク「あ、いや、まさかケイカ姐さんが起きてるとは露知らず・・・すんません」
ケイカ「次は無いと思えよ、未来の弟くん」
ステラ「取り敢えず、ご飯作るわね」
ステラは私達を見て苦笑する
今のやり取りは一種の恒例行事的な物で、次は無いと言うのは何時もの事だ
つまり私はどんなに表面上厳しくしていても、結局ダスクには甘いという事だ
第二片
「元々ケイカは百合族です」
完
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