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それは突然の事だった
家の前にある古ぼけた魔法陣
ガキの頃から気にはなっていたけど結局何も起こらなくて放置していた
そこからソイツは飛び出して来た
ソイツ「お願いします、助けて下さい!」
助けた
大の男三人(黒服グラサン強面のトリプルパンチ)が一人の女の子を恐い顔して追って来たからだ
少女「ありがとうございます!このご恩は一生・・・」
奏覇「あ、じゃあ俺の彼女になってよ。それで帳消しにしていいから」
少女「え?・・・あ、あの、えっと・・・・・・・・・私、男なんです」
そうは見えなかった
いかに俺が自分の目で見て耳で聞いていないと何も信じられないとはいえ
何処から如何見ても目の前の少女は女の子だった
奏覇「パンツめくってもナニも無かったが?」
少女「へうっ!?いつの間に?!」
ふたなりなのかなとも思ったが中に収納されている様にも見えなかった
少女「あの、そのですね。私実は魔界の王子でして・・・」
奏覇「王子として育てられたクチか」
少女「いえ、そうじゃなくて・・・王位継承権が王女にしかないんです。なので普段からこの姿でいる様にと育てられてきたんです」
奏覇「ああ、成程。まあいいや、ウチ来い、匿ってやるから」
返事も聞かずにお持ち帰りした
母「ふむ、深緑の髪に角といえば魔界リヒトの者か。見た感じ王族と見受けるが」
リコ「あ、お、おじゃまします!リコリス=ヴァーンナブルと申します、以後お見知りおきを!!」
紅葉「そう畏まらなくてもいい。私はそこの厄介な息子の母親で紅葉という」
リコ「え、モミジさんですか?」
紅葉(くれは)「よく間違われるが紅葉(くれは)だ」
そんな感じの13日の金曜日(創立記念日で学校は休み)だった
終わり
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