当時、これの後書きだけはありませんでした。
何故かというと、そんな事は頭の中に無かったからです。
今の自分からしてみると驚きしか出て来ません。
・・・なので、当時を思い出しつつ書き下ろしで書いてみようと思います。
■闇に沈んだ本■
これ以降のシリーズでは略称の『闇本』が使われる事になりました。
これには至極簡単な理由がありまして・・・。
単純に長いタイトルでは覚え難いと思ったんです。
それにあのご時世、「らき☆すた」とか「つよきす」とかの略称モノが流行ってたんですよ。
・・・・・・「らき☆すた」は違うか。
彼(彼女?)は色んなキャラと話してますが、人間にはただの普通の本にしか見えません。
といっても魔力とか能力とかを持たない一般人には、ですが。
■白き鋭毛の狼■
第二章を始める事になって、何かインパクトのある奴をと思って創りました。
色んな世界が産声を上げると同時に吠えるという存在です。
本編の方では開幕を告げると言っていますが、そういう意味では闇本の相棒といった所でしょうか。
後のシリーズ(の後日談)では、あまり良い扱いは受けてない様な気はしますが。
真面目キャラは弄り易いという事でしょうかね(苦笑)。
■漆黒の鳳凰■
差別問題に一本のメスを入れる!・・・訳では無いんですが。
鳳凰って赤いイメージがあるじゃないですか。
だから黒いのが居てもいいんでないかと思って。
でもそうなると、一匹だけ違うという事で他の奴等からイジメを受けるだろうなと。
心優しい性格なので、他の鳳凰に反抗的な態度も見せずにされるがままみたいな感じに。
なんて事を考えながら創ったら、あんな感じのキャラになりました。
■冷笑の死神■
シリーズを通してもこれだけ安定しているキャラは他には居ないと思います。
無愛想、無表情、ちょっぴり毒舌・・・大体こんな感じで以降のシリーズでも登場します。
ああ、そうです、言い忘れました。以降のシリーズでもバンバン出て来ます。
多分闇本っていう作品の中で一番登場回数が多いかもしれません。
まあ、それはつまり作者のお気に入りのキャラという事です。
たまにこの作品と次回作を読み返すと、シリーズの中で一番の萌えキャラである事を実感しますので。
■母親■
母ちゃんマジ凄え。
この世界でいう魔術師(魔導者という)で、実はこの人、裏設定では魔動戦艦っていう魔力で動く大型飛行艇の艦長をやってたりします。
確かこの魔動戦艦は全部で48隻あって、5隻で1つの艦隊を組んでいるが4は不吉な数字なので永久欠番となっている。
とか何とか設定があるんですが、どのシリーズにもただの一度も登場した事はありません。
だって扱い辛いし。ちなみに、彼女の乗っている戦艦の名前は「レイディエール」。長月艦隊・弐号艦。