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【第一位 岺】だいいちい れい
聖剣を鍛造して幾ばくかの年月が経った頃に、鍛冶神が聖剣の対となる様に造った。
しかし造った本人でさえも制御出来ない程の力が備わってしまい、苦肉の策として何重もの結界によって封印処置をする事に。

製作者の思惑とは裏腹に自身の特異性に対して思う所がある様で、割と心底から悩んでいる様子。

また封印処置中に意識のみ界の果てに迷い込み、amuos:sFと邂逅を果たし生命体として少し成長した。
裏世界(天星世界の別ベクトルに位置する世界の総称)において、歪式神造体(amuos:sFが過去に生み出した高位生命体で欠片ではない)に覚醒した如月蒼魔によって解放され、外史2003年に勃発した鋼牙戦役に介入する事となる。

【第二位 業螺殲】だいにい ごうらせん
断罪皇帝が腰に佩いている剣で、岺が万が一暴走した際に破壊する目的で造られた。
いわば魔剣に対する抑止力であるが、それでも破壊し切れなかった場合を考慮して、のちにコピーが造られている。
全体的に赤いのが特徴で自我も備えているが必要な時以外は一切喋らない。
元々の所持者は騎神テッサで鍛冶神から直々に渡されたが、のちに娘である騎姫ロアーナに心の鍛錬として受け継がれた。

天星世界暦正史2086年心の鍛錬修了と同時に抑止力としての役割失効の為、永窮冠獄に劫等穿と共に封印される。

【第三位 青山羊】だいさんい あおやぎ
詳細は『滅理魔装具』の項目を参照。

現在の所有者は製作者でもある山羊浜紫紅。

【第四位 絶屠王】だいよんい ぜっとおう
代々魔界リヒトの女王が即位とともに継承するとされている。
性格は至ってスケベのそれに尽き変態の領域に近いが、それでも魔剣本来の力としては絶大である。能ある鷹は爪を隠すという事か?
歴代の女王を次々とその毒牙にかけるその様から、「絶対屠る(性的な意味で)」と名付けられたのではとの見解もある。

実はその全てがフェイクで初代リヒト女王との盟約により、魔界に迫る未曽有の危機を未然に防いできた影の功労者。

王族の中でもごく限られた者だけ魔界中に張り巡らされた多重結界を認識する事が出来る。

本来は義理堅く柔軟な思考を持つ精悍な青年の声と口調をしている。

とても永い時を現在の状態で過ごして来た為、最近どっちが素なのか自分でも分からなくなっている。

【第五位 森海】だいごい しんかい
天にかざせば強酸性の樹液を降らせ、地に突き刺せば致死毒性の森が広がり、人に突き刺せば不老不死とし、動植物に触れさせれば異常成長を促させる。
魔剣というカテゴリにおいては最も良心的ではあるが、世界のバランスを崩壊させる事にも秀でている為結果的に世界の管理者からは完全に敵視されている。

【第六位 アンチセブン】だいろくい あんちせぶん
詳細は『滅理魔装具』の項目を参照。

如月蒼麻が退魔師時代(穢戸時代)に個人用兵装として所有していたが、現代になってから弟子である白帝に受け継がれた。

【第七位 惨響裂破】だいなない ざんきょうれっぱ
常に刀身から超音波と低音波を放出しており、音波耐性の無い者には最大の敵となる。
人間に音響兵器の発明の為に一時研究された事もあるが、原理は結局解明されないまま音波砲などの副産物が生まれるだけになった。
ちなみにこれで斬られると何故か原子崩壊を起こす。

 

【第八位 昏病】だいはちい くらやみ
蒼黒神社・封印の蔵に無造作に放り投げられているがかなり曰く付きの代物。
人間種が創られて幾年月が経った頃に外部から流れ着き、とある集落で奉られていたが人々の負の感情を吸い取りその身に瘴気を溜め込む。
瘴気の放出により集落の人間は全滅し、その後蒼麻の所に来るまでに五ヶ所ぐらい全滅させた。
まあ早い話が元ネタは「コトリバコ」である。

【第九位 連星大蛇絵巻】だいきゅうい れんせいおろちえまき
いわゆるガリアンソードや蛇腹剣と呼ばれる様な形状で、刀身を伸ばした状態で相手を斬ると連鎖的に周囲の敵をも追尾し殺すという特徴を備える。
あまりにその連鎖が続く事に恐怖し、付いた異名が「強制連帯責任」。
多対一の状況ではこれ以上無い味方となるが、その取り回しの難しさから自滅の可能性も大いに考慮しなくてはならない。

所有者は先代妖魔王・火紗(2019年当時)。

【第十位 六角桜花】だいじゅうい ろっかくおうか
魔剣であるにも拘らず浄化の能力に優れる。
剣種は大剣なので斬るというより押し潰すのだが、並みの人外でも持つのに大変苦労するほどの重量を持つ。

所有者は救蓮太郎。のちの時代において末裔である彼守救に受け継がれた。

【第十一位 六角橘花】だいじゅういちい ろっかくきっか
六角桜花とは姉妹剣であり防御にも優れる。
桜花同様に剣種は大剣で負けず劣らずの重量を持つ。

所有者やその後の遍歴は同上。

【第十二位 ヴリトラ】だいじゅうにい う゛りとら
詳細は『滅理魔装具』の項目を参照。

所有者は外史においてはタキオスから邪狼に受け継がれたが、正史においては外神界に死蔵中である。

【第十三位 劫等穿】だいじゅうさんい ごうらせん
業螺殲のコピーとして造られた、本来では鍛造される予定すら無かったイレギュラー。
コピーであるという理由から、魔剣というカテゴリの中においても他の剣より性能で劣っている。
ただし腐っても魔剣なので所持者は死ぬか不幸な結末を辿る事になる(ただし劣化能力なので個人差がある)。
ちなみに元ネタは当時やっていた『ゼロの使い魔』に登場する「デルフリンガー」である。
性格は武人そのものなので少々思考も口調も堅いが、所持者に度々助言を与える良き理解者でもある。

唯一所有者は片那充のみだったが天星世界暦正史2086年に死亡した為、業螺殲と共に永窮冠獄に封印される。

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