【氷霞神 深輪】ひかがみ みわ
藍の半月前に鍵蛇の里に生まれ、先に外の世界に預けられた少女。
もっと早くに生まれてくれてさえいれば私は両親の許で暮らせていたのに、という藍への憎悪を糧に生きていた。
本当は姉妹同然に育てられ仲の良い友人としても接し、時には互いに競うライバルとして成長する筈だったが、運命とはかくも厳しいものである。
預けられた先に居たのは凍終拳を修め資格ある者に教える拳術家で、深輪自身(この場合は種族)との相性は実は元からかなり良い。
里から出される際に母親からお守りとして碧の勾玉(正しくは竜の牙)を託されていたが、長年心の奥底に溜まった澱によって負の念を吸収しドス黒く変色・呪物と化す。
運悪く同じ町に住んでいた事が発覚。『外伝「藍編」』にて二人は衝突する事に。
(藍は父親が戦士職なので能力面では優勢だが、深輪は凍終拳を修めているので相性(※両者共に変温動物)的に優勢。
碧の勾玉の元ネタは『ガメラ3』の「イリスの勾玉」だがあんなに勾玉然とはしてない。牙なので尖ってるけど。
【日影 風是】ひかげ かぜ
斬殺祭推進委員会「殺戮狂鬼」のメンバー。適正は割殺。殺人。CV.鈴村健一。
普段はあまり前に出ず物静かな方だが、これと決めた際の行動力は抜群。
人付き合いは良好で友人もそれなりに多い。自らの目的と合致さえすればサラっと他人も助ける。
人間社会の中で生きて行くのはそれ程苦では無いが、人間と友人以上の関係にはなりたくないと思っている。
日常生活は猫を被って過ごしている様なものなので、常日頃から割とストレスが溜まっており、殺人行為はストレス発散には最適解となっている。
双子かと見紛う外見の夜上七ツとは互いに殺しの技を競い合う親友にしてライバル。
技辞典には掲載しないが、「音靫・影月」「烈死・黒尾」という技を持つ。
元ネタは『MELTY BLOOD』の「遠野志貴」。しかも性能に違いが無かった頃の同人版。
【楸 春菊】ひさぎ しゅんぎく
天神町に住む男性。年の頃はアラサー辺り。
楸家は大正時代に庄屋であった久木家から独立した家で、かつて弐本で百姓を生業としていた。
彼はその子孫であるが特に百姓であった頃の恩恵は受けておらず、兄弟も皆農家ではなくサラリーマンである。
ちなみに春菊は大嫌い。小学生の時に同級生に無理矢理食わされて更に嫌いになった。あと作者も春菊は嫌いです。
【ヒダルア】
シジマの飼っている使役魔の一匹。呪縛を司る。
テロ事件の際に影裏を拘束したのはコイツの仕業。
【ヒヅチ】
元魔界リヒトの宰相。トルカの前任者。CV.小野大輔。
細目がトレードマーク(別に本気出したら開く訳ではない)の男で、蒼黒神社を襲撃したテロリスト達のリーダーで、かつ魔界槍術を極めた者。
宰相時代に反乱を企てた為国から追放されてしまい、テロ事件決行までの間復讐の機会を窺っていた。
追放された件の国が魔界リヒトであり、その国の王女を殺せば彼の復讐は完了する。つまり影裏の事である。
蒼黒神社テロ事件収束後、その魂は地獄へと連行されS級独房に収監される事になった。
本人の殺害件数は反乱時に数名程と他のS級囚人と比べると極端に少ないが、大神と関わりのある大国の王女に対して殺害未遂を働いた為にこの様な処置となったらしい。
【日ノ岡 葵】ひのおか あおい
※悪神・蒼麻よりも先に創られたクロスオーバー用のキャラである事をご承知下さい。
『ネギま!』の舞台となる麻帆良に住む黒髪少女。414の欠片「青シリーズ」の一人。高校二年生。
剣道部に在籍しており桜咲刹那とは部活内外でもよく話す方の間柄。
刀を持っていないと何かしっくり来ないという理由で、四六時中肌身離さず持ち歩いている割とハチャメチャな思考回路をしている。
本人も詳細を思い出せない「何か」が頭の隅に引っ掛かっているが、それを思い出すには「その時」が来ないと難しい。
件の刀は刃引きがされていない真剣その物だが、彼女はソレをいつから持っているのか覚えていないし思い出そうという努力もしない。考えるだけ時間の無駄だと思っている。
ちなみに同じ青シリーズには剣士が数多く居るが、彼女はまだ若いので伸びしろがあるとはいえ、龍弦斎等に比べると圧倒的に経験が足りていないので初期段階では下位互換に近い。
【日ノ岡 茜】ひのおか あかね
葵の妹とされている少女。高校一年生。
拳法部に在籍しており大会では主に副将を務める実力者。
その正体は「青シリーズ」と共に生まれた付属物にして外部記憶媒体である。
葵が日頃から抱いている違和感の正体も彼女は全て知っている。あくまで彼女は裏方である。
「その時」が来たら彼女の存在そのものは葵に吸収され統合される。ソレはただの過程であり更なる統合のほんの一端である。
【ヒメ=S=ローゼスナート】
サン=T=クローズから血縁上に無い姉と称される人物の片割れ。
名前は正式には「日女」もしくは「日孁」という漢字表記を用いるとの事だが、後者は明らかに常用外なので使用頻度は低いとの事。初見で読める人少ないし。
性格は極めて朗らかかつ楽天的でどんなにピンチでも笑顔を崩さないが、割と安請け合いな所もある。
立て膝が何故か妙に似合う。パンツが見えるどころかたまにモロの時もある。本人は特に気にしてない。
ちなみに彼女の名前は個体の識別名として付けられた物ではなく、とある主神を想起させる為に付けられたもので襲名に近い。
寄神鏡・八咫黒禍日と呼ばれる赤と紫が混じった模様が描かれた鏡を持ちビームとか撃つ。
同じ八咫の名を持つ「八咫千影」との関連性は一切示唆されていないが、一方的に識ってはいるとの事。
元ネタは「天照大神」と「八咫鏡」と若干「黄泉津大神」も混じっている。1割にも満たないが。
ミドルネームと思しき「S」はS巻きから来ており、転じて左目(黄泉の穢れを洗い落とす際、伊邪那岐の左目から生まれている)を表している。
ローゼスナートは天照大神が男神であるという一説を引用し、これを捻った結果「transsexual」の逆さ読みとなった。
あと武器に「禍」の字が入っている理由は、天照大神が天岩戸に篭った際に皆既日食が起こっているので、闇=仮初の死と独自解釈した結果微かなれども黄泉の穢れに侵食されたのではないかと思った次第です。
【姫神 幸乃】ひめがみ ゆきの
鶴ヶ谷市に住む属性:機繰之花(マシンアーミー)を持つ能力者の少女。女子高校生。
鶴ヶ谷市にある鉄鋼業ならびにロボット開発を担う姫神重工の令嬢で重度の機械オタク。ロボットアニメとか特撮とかが好き。
能力の内訳としては、大量生産した人型機械兵士を自分の手足の様に操れるというもの。
戦闘のみならず被災者救助や支援にも自主的に参加する等、自身の家柄に胡坐をかかない勤勉な少女。
名護隆平とは能力が真逆の為すこぶる仲が悪く、遭えばすぐ悪態を吐き徹底的になじる程。ただし相手は特に嫌っていない。
将来の夢は巨大人型ロボットを造る事。もしこの人が現実世界に居たら確実にお台場ガンダムに一枚噛んでる。
【姫萩】ひめはぎ
斜め攻撃特化型。《袈裟切り一閃》。女性。愛刀の名は「潦丕(ろうひ)」。
極東戦団に所属する侍で、斜め=袈裟切りに関する攻撃においては戦団内でも群を抜くとされる。
小太刀二刀流を生かしたスピード主体の戦いを行うが、リーチの短さを補う為に剣気による衝撃波を放つ。
武器の特性上縦横攻撃にも通じているが、(団内の某カップルに遠慮して)本人は袈裟切りを最も得意と表明している。
女性個体として元来備わっている筈の卵細胞、この場合は卵巣そのものが欠落(子宮はある)しており受精する事が実質不可能となっている。
性格は飄々としており軽口が多く、煮え切らない某カップルの若い方をよくからかうが、実は自身も踏ん切りがつかなくてよく場に流されている。
可愛いモノが好き。可愛い子も好きなら放って置けない子も好き。こんな体でも求めてくれるヒトは無条件で好き。
相方とは似た様な時期に入団した同期で相思相愛。肉体関係が先に来るが心身ともに相性は良く信頼している。
時と場合によっては相方が三倍に増える為体力の消費が半端無いが、本人はこれはこれでかなり満たされている。
名前の元ネタは閉鎖花である「姫萩」で、生物として自家受精出来るのに必要な器官が無いので不可能となっている。
愛刀の元ネタは「潦」が水に関する意味からの連想で、「丕」が慎んで受けるという意味から性行為を連想して。
【白槌】びゃくつい
特A級次元犯罪者。時空間航行者。《無限逆行》。
DUOが躍起になって追い掛けている非合法(DUO基準。別にそんな法律は無い)で時空間を飛び回る正体不明の人外。
その容貌から鬼かそれに属する種族だと思われているが、その実態は有人式高機動型重装甲という機械の鎧を纏った小柄な少女である。
上記の通りDUOの長年の宿敵とされているが、最初に相対した時はそれはもう完膚無きまでに叩きのめされ職員の過半数が恐慌状態に陥り一時期これ以上は存続不可能とまで言われていた。人外舐めたらいかんよ。
肩部からは徹甲弾をばら撒き、背部にはプラズマ球を吐き出す大口径カノン砲を装備し、バックパックを変形させる事で小型レールガンを展開したり、更には2mにも届くかという巨体な上に獣の様な雄叫びなのだから、まあしょうがないとも言える。
そんなトンでも機械技術(特に小型レールガンは電力要らずという反則仕様)でもって殴って来る奴なのに、そこに駄目押しと言わんばかりに属性:無限逆行空間形成なる能力まで付随してくるのだからもう終わってる。
空間内にある物体は生命体以外であるならば破壊と再生を繰り返し、動画を逆再生にでもしたのかと思ってしまう様な光景がただ日常の様に流れて行くのである。
それでも能力的にはこの世界では中の上レベル。割とポピュラーな方である。
【氷聖スノーステア】ひょうせい すのーすてあ
聖耀教会に所属している聖人の一人。
悪しきモノを全て凍らせる絶対阻止の氷を操る先天性の能力者。
彼女の聖痕(スティグマ)は背中にあり聖人は基本的に露出度が低い服装を好むのだが、彼女は背中がパックリ開いているドレスを好んで着ている為晒しているのとなんら変わらない。