【水王寺 藤丸】すいおうじ ふじまる
天神高校二年生。初出は『外伝/弐-カテゴリ-』。
天神町に住む属性:超純水生成を持つ能力者の少年で、「カテゴリ」のメンバーの一人。
交友関係がとても広く、同年代に限らずかなり上の世代にも友人が多い。
人懐っこいのか、輪に入るのが上手いのか、単に話し上手の聞き上手なのか。
火垣兄妹とは昔からよく遊んでいる仲。他人の恋愛事に敏感だが自分の事には無頓着。のほほんとし過ぎている。
【水晶麗姫ツバキ】すいしょうれいき つばき
創世鬼刃オモガネの娘で金剛真姫カエデの姉。眼鏡を掛けたクールビューティー。初出は『幻本/弐』。
椿の花をあしらった着物(あくまで着物の様な何かなので、一見チャイナドレスにも見える)を着ている黒髪美人。
父親の自由さ(と小物っぷり)と妹のぽややんとした性格に挟まれて相当苦労している。場合によっては父親に鉄拳をもって制裁もする。
創世鬼刃オモガネの部屋乗っ取りを制したのは実質彼女である。本人にその意図は無かったが。
【水刃将レイファン】すいじんしょう れいふぁん
古空クラスを守護する守護刃将の一人。
眼鏡を掛けたクールビューティー。少々お堅い。ウチにはその手の人物が大量に居るが気の所為である。
守護刃将では紅一点のポジションで秘書の様な存在。凍刃将サーガは実の弟。
【水天神将アラカム】すいてんしんしょう あらかむ
曼荼羅魔刃フミカネの従者の一人。
鰐の皮革で拵えた装身具とライオンを象った鎧を身に着けた武人。
アズラガとは普段から大変仲が良く、戦闘面や生活面だけでなく、人界に赴く際の擬態化相談も快く乗った程。
アズラガに擬態化先の性別を女性にしろと薦めたのは彼である。つまり大体コイツの所為。
元ネタは「金毘羅王」で、名前は「makara」の逆さ読み。
【周防 元則】すおう もとのり
天神町に住んでいる青年。
属性:応龍召喚を持つ能力者で職業は消防士をしている。
大抵どちらかの肩に小さい応龍がちょこんと乗っているが、昔からそうなので本人は慣れている所か、居ないと少し寂しく思う。
初出は斑鳩墜落事件(『外伝「秋編」』)で、『愛裸舞「藍編」』にもチラッとだけ登場している。
何故か非番の時ばかり火事に出くわすので、彼自身も不幸なのかそうでないのか判別が付け難いと困惑している。
【頭蓋塚 紛花】ずがいづか まぎか
Arkのメンバーの一人。ムードメーカー&副将。
属性:呪詛流し(デッドワード)を持つ能力者で、主に動きを止める系のデバフを掛ける人。
史上最悪の呪術師を先祖に持っており、呪詛や呪殺においては彼女の家系に勝るものは居ないとされる。
「変な苗字を作ろう企画」の犠牲者の一人。名前は当時やってた『魔法少女まどか☆マギカ』から。
【朱窮螺】すきゅら
陸海空の極致が選ばれる《参域極高位》というカテゴリの空を担う少女。
外見は巨大な翼を持つ機械仕掛けの竜人だが、実際は中に乗って操縦しているのが本体である。拘束具の様な物。
界の果てから生まれた生粋の超越存在で、amuos:sFとは血の繋がらない親子。
非常に通り名が多く、《スカーレット・ハザード》、《ギルティ・クイーン》、《大宇宙(おおぞら)の王》、《深空より来(きた)る者》などがある。
その出自の特異性故か、古空クラスが束になっても彼女の進撃は止められないという。
普段は笑顔が可愛い可憐な少女であるが、戦闘時は淡々と相手を撃破していく生まれながらの人外。
外見は『デジモンシリーズ』の「エグザモン」と、『ロックマンZXA』の「カイゼミーネ・ザ・ワスプロイド」を足して2で割った感じ。
【須郷 義照】すごう よしてる
特戦所属の隊員。男性。出身は翡翠県。
属性:感覚破壊を持つ能力者で、人工能力者計画の最大の成功体。
度重なる投薬と人体改造によって生きているのか死んでいるのか、自己の存在証明があやふやになっており、今見ている光景も死後の世界なのではないかと常々思っている。
壊れる前の性格は芸人気質のムードメーカーで、ちょっとした事でも笑いに変える抜群のお笑いセンスを持っていた。
それが今や見る影も無く一種のPTSDの様になっており、地に足が付いていない様な状態だが、他の隊員の言動によって最後のラインには至っていない。
接触・非接触に限らず対象の部位の感覚を破壊する事が可能。
ちなみに永続型なので異流種以外でこれを治す事はまず不可能とされる。
実験施設内では生体干渉系統・亜13号と称されており、12号までの実験体は全て適合不全で失敗・廃棄されている。
【鈴希 尋夢】すずき ひろむ
唐京都内の大学に通う青年。20代とされるが詳細な年齢は不明。解体班・拘束および選別・鑑定担当。
初出は不明だが、2008年にはもう既にキャラ設定が存在していたので、その頃の人物であるとされる。
作者が耐性を付ける為に『GUROchan』等で二次グロ画像を漁っていた頃と被るので恐らく確定。
絶賛更新停止中のブログ『剥製達磨大展示会』の管理人ネームでもある。
幼少時から極度のネクロフィリアであるが、それはあくまで愛好なのであって、姦淫に直結するものではないと本人は断じている。
温もりを失い冷え切った手足や死斑の違いの観察が好きで、解硬が始まるまでの限られた時を至高とし、最も癒される時間だという。
好きが高じて死体安置所でバイトをしていた事もあるが、現在それ自体が不必要となったので辞めている。
普段は一般人として暮らしているが、その正体は十種の拘束術式を得意とする闇属性の魔導者である。
趣味で人間の部位を収集して剥製や達磨、継ぎ接ぎだらけのフレッシュゴーレムを作っており、特に達磨においては尊敬する師匠まで居る。
其処にあるべき物を愛しているのであって、其処にあった筈なのに無くなった物を愛している訳では無い。
つまり欠損を愛している訳では無い。欠損させた物を副次的に愛し手元に置いているだけである。
達磨を愛するのは死んでいるのにあたかも生きている様に見え(事実その場合もある)、それが矛盾を孕んでいる事は解るが、それでも自らの目には生きている人間よりも美しく映ると思ってしまえている事に起因している。
独占するよりも集団で鑑賞する事を良しとする「オルレアンの娘」に対しては一定の理解を示している。
愛読書は『魍魎の匣』だが、匣の中の少女よりもその場に無い手足の方に興味がある模様。
理想の人物は「不死であり、肉体を失っても再生する人」。
ウチの不死身連中は大体お眼鏡に適っており、彼にとっては天国も同然である。
【スズシロ】
六逆の戒め・先代継承者の女性。種族は白狼夜叉。実の弟に侵空夜叉が居る。漢字で書くと涼白。
見た目は山伏服を着た小柄な女性だが、同じく当時継承者であった剣神・千里よりも身体能力は高かったらしい。
真理封印後も千里の友人として接していたが、ある日忽然と姿を消してしまった。
その日も普段と変わらなかった事から神隠しであるとされているが、当時まだ幼かった頃の侵空夜叉の証言によると、最後に見た姉は六逆の戒めを解封していたとの事。
恐らく六の型・アンチセブンを解き放ったとされるが、継承者であった彼女が件の剣の危険性を知らない筈が無いとして千里は疑念を募らせている。
【ステアファイア】
地獄・八層門番の一人。真器納。《双焔魔人》。
全身に黒い炎を纏う魔人で元々は魔界リヒトの住人だった男。
魔人の扱う炎というのは白と黒があり、白は魂魄浄化(初めて死んだ者は魂の穢れを落とさなければ転生出来ない)を、黒は転生浄化(転生者の魂に蓄積した穢れは魂魄浄化では落としきれない)を司る。
真器納になった当初は彼も白き炎を纏っていたが、穢れを落としていく度に個体における強体値が上昇し、黒く染まり現在の姿になったとされている。
【ステラ=ブルー】
ホームで景火の帰りを待つ女性。化粧をしなくても何ら問題無い程度の美人。
青徒景火の恋人であり永遠の伴侶。お互いがお互いを求めており、代わりの人間を求めていない。
魔族ではあるが機械技術には嫌悪を感じておらず、かといって好んで使っている訳でもない。事故が多いので慎重に見極めているだけ。
本編後は何処からともなくやって来て居着いている景火に似た狼と暮らしている。
ちなみに苗字がブルーだが、別に青シリーズではない。偶然の産物である。
【須藤】すどう
『ギャップのある関係』に登場する、遼亮の中学時代からの友人・その3。
階段から転げ落ちた程度では全く傷を負わない程の頑丈な肉体を持つ少年。
だが初登場時に瑞華さんに簡単にノックアウトさせられていたり、炎馬ティーチャーの投げたチョークが脳天に突き刺さってぶっ倒れたりと、突発的な事象には弱い模様。
笑いのツボが他人よりも遥かに低く、下手すれば布団が吹っ飛んだレベルでも腹筋崩壊する。
【ストール=ロームロード=テイカー】
ローレウル十三廻廊の一人。二つ名は《失落淵》。
幽霊やゾンビ、グールにスケルトン等が多く集まる死都モノクロの出身。
彼はその特殊な街で死神という職業に就いていた、らしい。
らしいというのは、誰にも話したがらないのと、街区外の多くの人から恨まれているから。
魂の刈り取りという、正に死神めいた能力を所持しており、かなり腕の立つ戦闘員でもあるのだが、普段から穏やかな口調で話す彼からは想像もつかないだろう。
【ストライツ】
中堅冒険者。称号:鉄甲靁。
他人よりも体内静電気の溜まる量が多く、それを拳に装着した集電式機械手甲「雷神拳」に蓄積し使用している。
インパクトの瞬間に放出する事で相手をスタンさせる事が可能。任意で威力を調節する事も出来るので、副業で電気マッサージ屋もしている。どちらかというとそっちの方が稼ぎはいい。
鉄甲→鉄甲靁→鉄甲靁王。
【墨枝 扇】すみえだ おうぎ
天神町に住む属性:墨汁隠滅を持つ能力者の女性。
墨汁を対象に浴びせる事で物理的に抹消出来るが、墨汁でないと使用出来ない・常時携帯していないといけない、という制約がある。
削除系統は第四位と結構上位であるが、この制約がネックとなり彼女自身の知名度はとても低い。
【朱羅葉 千歳】すらは ちとせ
人外。多腕系戦人種。女性。高校生。
夏休み明けに転校生として天神高校にやって来た人外の女の子。歳は16歳位。
日焼けした生徒や夏休みに金髪にした生徒で賑やかな教室に現れ、話題を掻っ攫ったニューフェイス。
趣味は可愛い縫いぐるみを量産する事。複数の編み物を同時進行でこなす事が可能。
反面運動はというと自他共に認める運動音痴で、フォームは完璧なのにとんでもなく遅い。
通常戦人種は戦闘を生業とする種族なので、これには家族も不思議過ぎて首を傾げるレベル。
男顔で一部の女子から王子様と呼ばれる事があるが、子供の頃の夢は素敵なお嫁さんとお姫様だった。
種族特性によって若干筋肉質だが、如何せん今の所生かせる場が無く持て余し気味。瓶の蓋開けるのには重宝してる。
燃える様な赤毛から「あかちー」というあだ名が転校当初出来たりしたが、あまり広まらなかったので現在は親友位からしか呼ばれない。ちなみに名付けたのも呼び始めたのも親友。
元々はもう一つの高校(天神商業高校)に行く予定だったが、偏差値(と、募集要項の熟読)が足りなくて駄目だった。
【スレイド】
『闇本Sacrifice』の主人公にして、のちの死神アナカリス。
自身の快楽の為に女性を殺す、いわゆる殺人鬼。
眼窩姦・脳姦・四肢欠損辺りが大好物。色んな意味でゾクゾクするらしい。
通り名は「血風」、「紅鬼」等であるが彼自身が名乗った事は一度も無く、あくまで市井の人達が面白おかしく伝聞した結果である。何処の世界にも野次馬は居るという事。
気付いたら闇の只中に居たと言っているので、自らが死んだ原因も死の瞬間も覚えていない。
(斐綱に出逢う以前の頃の)死神リィスによれば自然死(でないと死神に選出されないらしい)との事。
殺人鬼であるという事を除けば、特に詳しい説明もされずに唐突に別世界に転移させられ、更に右も左も分からない状態で死神業を強制されるという、実にまっこと不憫な人間である。