【藤垣 仁太】とうがき じんた
弐本・草壁団地に住む少年。
蒼麻とは特に仲が良く、神社内でゲーム大会が始まったのは彼との遊びが起因している。
ちなみに彼の両親は能力者だが彼自身は能力を発現していないので、まだ一般人という括り。
【凍賀 蛟介】とうが こうすけ
凍賀獅子斎の孫。現代っ子。高校三年生。ラッキースケベ。
属性:凍結(高圧凝固)を持つ能力者で、潜在能力なら祖父をも軽く超える程の資質を持つ。
『愛裸舞「藍編」』にて能力が発現しており、それを理由に弐本から天神町に居る祖父の家へ引っ越して来た。
昔から忍者は嫌いだが愛する人を守れるのならやぶさかではない。
ちなみに藍への恋愛感情は一目惚れがキッカケらしい。
【凍賀 獅子斎】とうが ししさい
伝説の忍者マスター。能力発現は20代の頃なので、それまでは生身で能力者と互角に戦っていた。忍者って凄えな。
齢80にもなるが全く衰えを見せず、台風に吹き飛ばされても無傷で帰って来るレベルの化物。
凍賀流忍軍統領にして天神町の愛すべきおじいちゃん。夏場はかき氷屋もやってる。
孫の蛟介と藍が婚約する事になるキッカケを作ったのは大体この人である。
元ネタは『ZWEI2』の「テンザン」。忍者なのもその所為。
【凍賀 水虎】とうが みなこ
凍賀獅子斎の一人娘で蛟介の母親。
長らく名前の無い状態で放置されていたが、獅子の娘は虎だろうという安直な発想で名付けされた人物。
本人は中忍レベルの実力しか無いよーと言うが、実際は上忍レベルなので時雨・十六夜夫妻よりも実力は上である。
凄みのある名前に反してかなり美人。
藍の事は「やった!私にこんな可愛い娘が出来たわ!!」と言って大いに歓迎している。
【凍賀 龍哉】とうが りゅうや
凍賀水虎の夫で蛟介の父親。
普段は絡繰人形を作るぼんやりとしたマイペースな男だが、その正体は繰賀流忍軍頭領という肩書きを持った忍者。
繰賀流は主に絡繰人形を使って戦う流派で、先代が方々に喧嘩を吹っかけた所為で風前の灯火だった所を獅子斎に拾われて救われたという過去を持つ。
そんな事情の所為か、凍賀の屋敷には繰賀流の忍者が命の恩人を傍で守りたいと多数住み込み生活をしている(生活費も払っている)。
意外と水属性との親和性が高かったので忍術による凍結技も使える。
藍の事は「蛟介には勿体無い位良い子じゃないか」と言って大いに歓迎している。
【桃源院 春近】とうげんいん はるちか
極東戦団を率いる規格外クラスの人外。《百八の斬襲》。
金剛界本連新陰流という流派の始祖を名乗る剣士。部下に剣士が多く中には弟子も居るとされる。
一説によると、別時空の神が身分を偽り擬態した姿といわれているが真偽は不明。
【凍獄の禍龍セイザーバロン】とうごくのかりゅう せいざーばろん
幻喪の塔と呼ばれる場所の最上階に居る四匹の龍の一匹。初出は幻想牢叡典。
ニコニコ動画で登場したゲーム版の設定では、レベル99999。
主属性は氷、副属性は水。攻撃範囲は円錐状(端に行く程広い)。
【凍刃将サーガ】とうじんしょう さーが
古空を守護する守護刃将の一人。
水刃将レイファンの実弟。アストレイルブレードという薄刃(厚さ1mm)の長剣を振るう。
姉と衝突する事もままあるが、その実シスコンである。
【藤堂 蘭華】とうどう らんげ
古代丹本・中枢区域『境都』に立ち並ぶ巨大複合遊郭群でよく目にする戦闘用セクサロイドの一体。
この名前は個体の識別ネームではなく所謂原型となった人物のパーソナルネームである。藤堂蘭華型と呼ぶべきか。
開発初期段階から黒髪ロングの姫カットで和服美人というのは決定していたらしく、遊郭で動いている際は常に楚々とした振る舞いで相手の出方を待つ受動型であると言える。
この時代のセクサロイドの標準的な形態として感情抑制処理(※感情機関が備わっていない機体も多い)を施されており、客の性癖に応じてどの様なプレイにも対応して見せる汎用性を誇る。
内蔵兵装は戦闘用としては基本的な肩部対人焼却砲や対接近戦用体術プログラムをインストールしており、隠密用ステルスウォークまで完備している。
またオリジナルである藤堂蘭華も愛用したとされる一部科学兵装も実装されている。
(※両腕内部の隠しレーザーナイフや袖の下パイルバンカー等が挙げられる。)
こうなってくるとオリジナルがいかに物騒だったのか等と疑問が湧いて来るが、古代丹本はかつて弐本だった時代から神話以上の時間経過が経っている為、最早歴史的資料さえ残っておらず解明は不可能である。
・・・一応、その頃の時代をよく知る人物は複数居る事は居るのだが、彼等は積極的に人界に関わろうとしないのでやはり遅々として研究は進まずである。
【統野 蒼雷】とうの そうらい
414の欠片「青シリーズ」の一人。
超高電圧を纏う槍を持って戦う的な人。彼はヒーローなのかもしれない。
この人が回転殺法使うと周囲に高電圧の雨霰が飛び散って大変な事になりそうだ。
名前の元ネタは『新SD戦国伝 天星七人衆』の「蒼雷頑駄無」。
【逃避のサウゼンフール】とうひのさうぜんふーる
幻喪の塔に住まう八大罪の一つ「虚飾」を担う男。
自分の容姿と能力に絶対の自信を持つナルシストだが実際は虚栄心の塊で、いつも内心で目に見えないナニカに怯えている。
ゲーム版の設定では階層ボスでレベル5000。
最も体力が低く最も防御が高い、正面攻撃完全無効の遠距離タイプ。
体力半分で防御を捨て攻撃が苛烈になる。
【堂掘 岩蔵】どうぼり がんぞう
神都市の統率権限者。顔に傷持つ男。《鉄號王》。CV.安元洋貴。
前大戦の置き土産であるコイルガン・グレイシアに目を付け、その周りに街を形成していった男。
これから発展するであろう企業を見極める目を持っており先見の明に秀でている。
神を信じず己しか信じない。人間の力を結集すればどんな危機でも脱せられる。
霊長類こそがこの世界で最も優れた生物である、という自論を持っている。
長らく人外の存在を知らずに生きてきており(基本的に人外と人間の区別は付かない為)、外伝「空主羽編」にて人外・神双方の存在を知る事となる。
良くも悪くも旧態依然とした男なので、存在を知った所であれは気の迷いだと己を律して普段と変わらなくなる。
【東滅卿ディシタラ】とうめつきょう でぃしたら
曼荼羅魔刃フミカネの従者の一人。《提頭頼咤(だいずらた)》。女性。
大蓮華曼荼羅の東方を守護する武人。白塗りの琵琶を背負い左手に電撃属性の刀を持つ。
時空最大重量を誇る重金属・オルトガングすら片手で持ち上げる程の怪力の持ち主。
元ネタは「持国天」で名前は「ドゥリタラーシュトラ」から。
【灯籠将鬼・水禅】とうろうしょうき・すいぜん
後述の灯籠将亀が若返った姿。浄罪戦城の参謀役。《暁の賢者》。
亀甲武術と呼ばれる柔術に似た戦法をとる。断ち切る、捩じ切る、穿ち砕く、刺し貫く等どの様な方面にも精通する万能の武術であるらしい。
種族は鬼の中でも水上、水中、深海戦闘に長ける水鬼と呼ばれるモノ。
水上:海神の加護により直立戦闘可能(戦闘時のみなので歩いたりは出来ない)
水中:全身および武器にかかる抵抗率完全無効
深海:8000mまでなら地上とほぼ同様に活動可能
外見イメージは『シャイニング・ウィンド』の「ヒョウウン」。
【灯籠将亀】とうろうしょうき
背中に灯籠を載せた齢千年にもなる亀の人外。
浄罪戦城と共に魔桜・霊武の傍で彼の言動を見つめ続けて来た、いわば最古参。
流石に高齢という事で立ち回りは緩慢であるし、老眼なので攻撃はあらぬ方向に飛んで行くが、その知識量は並の人外では太刀打ち出来ない程。
実は亀ではなく水鬼と呼ばれる鬼の一種族で、背中の灯籠に一定数の人間の心臓を捧げると若返る事が出来る。
元ネタは『聖闘士星矢』の「ライブラの童虎」だが、ウチの作品ではよくある形骸化している初期設定である。
【ドーザーム】
レベル6の4に居る巨大怪獣。
七紙が部屋を巡っていた時にも遭遇したデドデドンと同じ種族らしい。
体はデカいが性格は至って臆病で千影と目が合っただけで叫ぶ程。
ちなみにこの巨大怪獣という生物はほとんど無害で、ただただ生息地の環境によって巨大化しただけとの事。
【ドーファ=バウスマン】
題名はまだ無いに登場した狼の獣人。イリューダの従者。
体毛は青紫で本当は必要無いがエチケットに基づき下半身にはズボンと軽鎧を身に着けている。
元は獣人領を統括するバウスマン一族の長男で、たまたま街で出逢ったイリューダに(ほぼ無理矢理)スカウトされた身。
トウマの国の特殊性によって人間に対して一切偏見を持たず接し、イリューダと関わる内に彼女を優先事項の一番上に置く様に。つまりこの時点で二人は互いを想い合っている(両片思い)事になる。
外見イメージは『シャイニング・フォースEXA』の「ドゥーガ」に、『サモンナイトグランテーゼ』の「イシュー」を掛け合わせたもの。
【遠渡 和歩】とおわたり かずむ
天神町に住む属性:始動/停止を持つ能力者の青年。
無機物有機物の区別無くどんな物でも動かしたり止めたり出来る。川の流れや噴火、心臓の鼓動に時間の進みまでも。
意識的に対象を選ぶ事で能力は発現するが、停止状態にすると彼自身の老化は僅かに停滞するので戸籍の年齢よりも実年齢は若いらしい。
能力の特性上スイッチマンという通り名を持つが自分からそう名乗った事は無い。
名前の由来は「オンとオフ」。実際にそう読める様に漢字もちゃんと選んでいる。
【戸ヶ崎 晋也】とがさき しんや
空から飛来した謎の流体金属を研究していた科学者で、「超絶金属」と名付けたのも彼である。
他者を内側から強化する特性を発見し、藁にも縋る思いで病弱な我が子に移植手術をした過去を持つ。
良くも悪くも科学者であり幼い渡に父親らしい事もしてやれず、超絶金属を狙った軍事企業の銃弾に倒れる。
【戸ヶ崎 渡】とがさき わたる
生まれた時から病弱でよく病院の世話になっていたが、小学生の頃に父親に超絶金属を移植され健康な肉体を手に入れる。
長い間超絶金属は彼の中で仮死状態になっていたが、宿主の危険を察知し急速に覚醒・防衛状態に移行。
その影響を受けて彼の自我は超絶金属との融合を強いられ、未知の化学反応を起こし現在の性格になったとされる。
元ネタは『デビルマン(原作版)』で「不動明」が「アモン」と融合する前後で性格が違う事から。
【刀木坂 結】とぎさか むすぶ
Arkのメンバーの一人。癒し要員&総大将。20代後半。
天神町に住む属性:浄化を持つ能力者の女性。おっとり系お姉さん。ちょっとした事では驚かない。
Arkに参加してまだ日が浅いが、役割としては超弩級の活躍をしている期待の新星。
それまで亡霊は斬って捨てる(そのままの意味で)だけで済ましていたので反動で何かしらの不備を被っていたが、彼女が入っただけで反動なんて何のその、何故か景気まで上向きになり資金は潤沢になって行くのである。
参加したキッカケはスカウトされたかららしいが、一体誰がしたのかについては明かされていない。
【刻ノ宮 限十郎】ときのみや げんじゅうろう
刻限帝。現実世界で言う所の天皇にあたる。齢80を越す老齢の男性。
幼少期に身代金目当てで誘拐された折に、その場に偶然居合わせた如月蒼麻に助け出されており、そのことが要因で人外や能力者を平等の目線で見ている数少ない理解者。
彼の人生は山も谷もあったが、最期にあの日見た人外の青年と心行くまで話せ、そして笑顔のまま満足して逝けたので幸福であったのだろう。
ちなみに彼に子供は居なかったので、その後の弐本の未来はとても能力者に優しくない国になりましたとさ。もう沈んでしまえばいいんじゃないかな。
【斗草 青矢】とぐさ せいや
414の欠片「青シリーズ」の一人。
槍の流派「霞京流(かきょうりゅう)」の門弟。主に十文字槍を好んで使う。
夢はでっかく師範代・・・ではなく、料理人であるらしい。
曰く「大昔ならいざ知らず、この情報化社会の現代で武一本で食っていける訳無いだろ」。
【吐々貸 朱鷺江】ととがし ときえ
天神町に住む属性:死生選択権を持つ能力者の女性。20代。
元々は属性:権能剥奪を持っていたが使い所が分からず(能力は奪えない)放置していたが、ある日突然目の前に現れたスレイドに使った所なんか奪えた。
スレイドに死神の名前としてアナカリスを与えたのは彼女である。しかも強引に与えている。強制的姓名変更である。
アナカリスとの関係はまさに女王様と下僕。能力剥奪の影響で彼女の方が力が上になっている。
口調はかなり刺々しく小言や罵りは日常茶飯事。ただしそれはアナカリス限定らしく外面は大変良い。
結果的にそうなったとはいえ剥奪した事には流石に負い目があるらしく、元々アナカリスがやる筈だった死神業は代わりに行っていたりする。
アナカリス本人の(当時の)性癖にはあまり理解は無いが、惚れた相手なのであんまり否定はしたくない模様。
そう、彼女これでもアナカリスにベタ惚れである。全く口には出さないが。
言ってる事とやってる事が全く反対の事として表現されるのである。ツンデレと言えばそれで済むのだが根は深い。
十年位ずっとその状態で一緒に居るのでそりゃ全く進展なんかしてないが、それでも頑張ってどうにかやった結果が『闇本・祭』のあの状態。
【砥ノ木 弧次郎】とのぎ こじろう
砥ノ技とも。研ぎ師の青年で一般人ではないが能力者でもない。本人は狐と嘯いているが多分人外。
本業は刀剣の研磨だが副業として包丁等も見る。場合によっては神具も見てくれる。
とある剣の研磨を依頼された折に蒼麻と出逢い、その後刀麻とも知り合い外神界に招かれた初めての客になった。
件の剣というのが霊剣ヤツカの事で唯一手掛ける事を許されたのが彼である。
自我のある刀剣にとって彼の研磨はとてもキモチイイらしく快楽に溺れる程らしい。刀剣の性感帯とは一体。
【十巻塚 蒼司】とまきづか そうじ
414の欠片「青シリーズ」の一人。
片腕を失い生きる気力さえも失った男。
彼はただ静かにその時を待っているが、彼等にとっての”その時”では無い事は確かである。
【寨木 航】とまりぎ わたる
山上市に住む鳥類学者の男性。一般人。
山上市は緑豊かで様々な鳥が巣を作りに来るので格好の研究場所であるらしい。
彼自身地方の山間出身で、都会の騒々しさよりは田舎の静かさの方が落ち着くとの事。
【豊前 然】とよまえ しかり
天神町に住む一般人の男性。年は30前半位。
問いに対する肯定的な答えとして「然り」を好んで使う傾向にあり、興奮すると「然り然り然りぃぃぃぃっ!!!」とめっちゃ早口でまくし立てる。どこの征服王だ。
それ以外は至って普通で、他の一般人とも何ら遜色の無いほぼモブみたいな人である。
【トライド】
『題名の無い物語』に登場する男で通称「屍骸王」。
トウマの国における闇と称されるオッドアイの一人。大体異能を持っていればオッドアイ。
リベリアとは戦争が始まる前からの知り合いで幼馴染み。
彼の傍仕えである女達(グーラ。彼の従属支配による眷属)が、その種族特性上子供が設けられない為かどうなのか、リベリアに嫉妬の目を向けており目下悩みの種となっている。
【寅川】とらかわ
『ギャップのある関係』に登場する遼亮の中学時代からの友人・その4。
男女共に癖が多いクラスメートの中でもかなりの常識人枠。
やる事なす事全てがまとも過ぎて特筆する事が無い位の常識人。面白みが無いとも言う。
ちなみに弟と妹が一人ずつ居る三兄妹のお兄ちゃん。その所為か面倒見は良く年下に好かれる。
人並みに嫉妬し人並みにノリが良い。貴重なツッコミ枠でもある。
【ドレッド】
『題名はまだ無い』のアナザーストーリーに登場する竜。性別はメス。
この世界の竜種の核はヒトの姿をしており心臓の横に在るとされるが、心臓と核がイコールではないのは生物としてどうなのかという点については未だ解明されていない。
種族は竜種の中では割とよく見られる鋼竜。貴族の間ではペットとして広く流通している。値段も安い方。
妊娠時に稀にドラグーンを産み落とす事があるが、非っ常に稀な事なので公的書類にはそうそう記載されていない。
この個体はミラ姫が幼体の時に捨てられていた所を拾って育てたもの。これもよくある事。
ちなみに名前はカッコイイだろうと思ってミラ姫が付けたが、まさかドラゴン鑑定の際にメスだという事が判明するとは思わなかった。
病院の待合でゴリッゴリの男の子の名前呼ばれたと思ったら、めっちゃ可愛い女の子だった時の「え!?」感に近い。
と、当時ソフィアは雄弁に語っていた。