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【応流宝】おうりゅうほう
魔界リヒトだけに生えるブドウによく似た果樹の名前。
一房食べるだけでその人の魔力総量の1/10増える。ほっぺたが落ちるほど美味しい。
影裏は幼い頃によくガリョウを使って盗み食いをしていた為、魔界リヒトの歴史の中でもトップの魔力量を誇る。
元ネタは『王ドロボウJING』に登場した「時計じかけのブドウ」。

 

【ギガンターム=オブ=ゴールド】
空居帯無が身に着けるマスクの一つ。
対象の上空に黄金の巨腕を召喚して大打撃を与える。

【救世果スフィア】きゅうせいか すふぃあ

救世樹シャードリージュに生る桃によく似た果実。とても瑞々しく美味とされる。

ランバダにおける特産物(※ただし輸出はしていない)で不老長寿の果物として全国民に親しまれている。

食べればどんな病気も快復に向かうとされ、実際に不治の病を克服した者も数多く確認されている。

しかしその正体は超遅効性の毒を内包した人間には有害な果実である。

あまりにも潜伏期間が長い為毒性がある事は一切気付かれないが、見る者(人外とか)が見れば割とすぐ解る。

悪性腫瘍でさえも取り除く程の浄化作用を持つが、その代償に臓器は急激に老いてゆき最後は眠る様に死ぬ。

ランバダ国民は老衰で死んだものと思っているので発覚が困難になっている。

【救世樹シャードリージュ】きゅうせいじゅ しゃーどりーじゅ

独立宗教国家ランバダ中心部に生えている巨大な樹木。

建国時から生えているとされ国民からは「生命の樹」や「繁栄の碑」、「救済の手」とも呼ばれる。

手の平大の桃によく似た果実を多く実らせる。果肉は老若男女に好まれる味でかつ瑞々しい。

しかしその正体は建国以前の時代にこの地で死んだ植物系人外の死骸である。

元ネタは恐らく『鋼の大地』の「タイプ・ヴィーナス」であると思われる。

また災星戦争後の人外狩りが起こり始めた頃に、地上に根を張った事で逃げられなかった植物系人外達が少数居たのだが、話を聞くに彼女らはどうやら同系統種族であった模様。

【三重機構エンジン】さんじゅうきこうえんじん

ブラストリオンが造られた時代では最新式とされたエンジン。

当時の最先端技術を取り入れた構造をしており、ブラストリオンに備え付けられた兵装切替システムはこのエンジンのお陰で間隙無く行える。

灰機甲国が消滅した現在となっては甲国オリジナルのエンジンとしては最終形である。

【人外伏卦録】じんがいふっけろく
別名:人外構成情報集結体。人外である事の証。
第二次進化を突破した偽体をベースにして、これを体内に根付かせると人外になる。
逆にコレを抜き取られると人外としての能力や記憶を失い、人間と同等の存在になる(正しくは偽体の状態に戻る)。

PCで例えるとアカウント情報の様なもので、抜き取られた状態が初期化と例えると幾らか解り易いか。

【翠玉の瞳】すいぎょくのひとみ
藍の右手の甲に埋め込まれているオーパーツ。
元々は氷霞神深輪が外界に出される時に持たされた物で、外界で暮らす内に負の感情を溜め込んでしまいどす黒く変色。のちに一方的な憎悪から藍の右手に無理矢理移植された。
事件以降は鍵蛇の神力を使って浄化し本来の力を発揮する様になった。
オーパーツとは言うがその実態は純粋な魔素を多く取り込んだ太古の竜の牙であり、人の手が入った人工物では決して無い。
元ネタは『レヴァリアース』の「聖石「水晶」」である。

【聖エルムカイト石】せいえるむかいとせき

聖耀教会にて管理されている超常の至宝。比較的入手はし易いらしく特に希少ではない。貴重だったのは大昔の話。

能力者が持つと副属性に神聖属性が追加され基本性能が飛躍的に増幅されるが、扱える者は純潔を貫いている者のみと中々チェックが厳しい。

ではその童貞やら処女やらが純潔を散らしてしまった場合どうなるのかというと、即座に石が拒否反応を示して砕け散ってしまう。

つまりこの石、筋金入りの童貞厨であり処女厨である。

【全十二幻エンジン】ぜんじゅうにげんえんじん
ブラストリオンが自身に内蔵されていた三重機構エンジンを改造して造り上げた新たなるエンジン。
以前はサークルスマッシャー展開時にパワーの8割を持って行かれていたが、改造によって約2割に減らす事に成功。
またエネルギー内蔵量が抜群に増えた為、大戦時に使用していた兵装を多重起動出来る様になった。

【DCT】でぃーしーてぃー

Dimensional Communication Terminalの略。次元間通信端末の意。

人外であるならば誰でも持っているスマホに似た小型の通信端末。紀元前から存在している。

空間投影機能に加え、防弾防刃防水防火防風防雷に優れ、水圧や気圧の急激な変動にも耐え、投げれば爆弾に、画面を向ければビームも放てる素敵仕様。

たまに天星神が追加機能を何にするか色んな人外に聞いて回るが、大抵ろくでもない案しか出て来ない。

所持者かどうかの認証は体内に根付いている人外伏卦録を通して行われる。

静脈認証や網膜認証を導入しないのは、それを生まれながらに持っていない人外がいるから。

【デストロイ=オブ=ネメシス】

空居帯無が身に着けるマスクの一つ。義憤の大破壊。

対象の足元に巨大なクレーターが出来る程の大爆発を起こす。

【不死殺しの針】ふしごろしのはり

一応武器ではないのでこちらに。

山羊浜紫紅が開発した不死持ちの存在を縫い付ける為の拘束道具。

初出は「晦'13」で当時は針というには些か大きい代物で杭にしか見えなかった。

基本は手足に打ち込み行動不能にさせる物だが頭に打ち込んでも良い。

不意打ちとはいえ不死持ちの蒼麻が全く体を動かせなかったという結果を生み出している。

あれから5年以上の時間が経っているのもあってか、当初の宣言通りちゃんと針のサイズまで縮められている。

ちなみに非売品。作っておいてなんだがパワーバランスが大きく傾きかねないという理由でそうなった。

そもそも不死持ちなんて(自分から呼び込まない限り)そうそう出会わないので使う機会もそんなに無い。

【魔神砲器コメットフォール】まじんほうき こめっとふぉーる
魔砲器シリーズ最新作。内包出来る魔力量がざっと1万倍になった。パワーアップし過ぎである。
魔璃火はこれを魔力のサブタンクとして使っているが、移動の際に推進剤として若干漏れ出ている事を知らない。
砲器の頑丈さはそのまま乗り手の魔導の強化に繋がるので、戦略魔砲の威力は以前の5倍になった。

【魔砲器シューティングスター】まほうき しゅーてぃんぐすたー
魔砲使い達が乗っている箒型の戦術兵器の事。拡張性に優れておりパーツの組み替えで性能がガラリと変化する。
種類や用途によって内包出来る魔力量に違いがあり、例えるならば外付けHDDみたいな物。
この魔砲器は基本的な性能を与えられたミルキーウェイを魔璃火が自分専用にカスタムした物。
物理攻撃に弱くなっているが魔力の循環効率が大幅に上がっており、魔璃火はそれを利用し戦略魔砲ソル・セレスティアの開発を行った。

 

【羊水炉】ようすいろ

天星神と剣神・千里の両名によって研究・開発されたコピー・クローン生成装置の総称。

先住種族である人外だけでは食物連鎖のバランスが崩れるのを受けて、汎用型劣化生命体・人間の製造を開始したのは良かったのだが。

汎用型にした反動で脆弱性が高くなり寿命がたかだか100年程度になってしまったので、数の確保の為に魂の欠片からコピー・クローンを生成する技術が開発された。

魂そのものをコピーして個体を複製したり、魂の欠片と呼ばれる物質を抽出し似て非なる別個体を作ったり出来る。

ただしコピー体の大量複製は他個体がソレを認識した場合、精神面に多大な影響をもたらす事が判明した為原則3体までと決まっており、これがいわゆる都市伝説における『ドッペルゲンガーを見ると死ぬ』の由来である。

ちなみにこの羊水炉は複数確認されており、過去には「人外生成タイプ」と「人間第一世代生成タイプ」が存在した。

これ以降新しい羊水炉が製造される事はまず無い、と天星神本人が語っている。
 
【猟犬】りょうけん
邪狼が所有しているバイクの名前。普段は混沌倉庫内に収納されている。
またの名をMTT・タービン・スーパーバイク。人間界最速のオートバイでもある。
人外に備わっている魔術回路を通して速度補正に魔力ブーストを掛ける事も可能。
ただし過度な負荷を掛けると車体が耐え切れず爆散する恐れがある事が示唆されている。
初出は外伝「空主羽編」。外伝「邪狼編」にも登場。

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