【ルード=セズ=ヴォルト】
ローレウル十三廻廊の一人。綴りは「Rude=Sez=Volt」。《裂兇》。
無色組織ヴォルトという私設組織に所属している。捨て子(口減らし)。
体の各所に刃物を仕込んでおり、主に暗殺の仕事を行っている。
実は本編以前からソフィアと肉体関係を結んでおり(一度目は親族殺しのお礼)、その後若くして死ぬ(30年も生きられなかった)まで密かに夫婦生活も営んでいた。
当人達しか知らない事実だが、フィーナの祖父にあたる人物。
【ルド】
光と闇のバランスの上に腰掛ける超存在。
男を愛せば闇が強くなり、女を愛せば光が強くなるという性質を持ち、誰か一人を愛する事は出来ない。
だが彼(彼女)は愛してしまった、憑乃涙の事を。姉を守る為に力を求めた一人のか弱い生命を。
破滅は彼等の後ろから音も無くゆっくり忍び寄る。選択肢は二つに一つ、姉か別れか。
【ルリ】
かつて闇に沈んだ本が出逢った生命の灰色を曾祖父に持つ少女。
祖母から曾祖父と彼が愛した世界の顛末を聞かされており、その際に人の知覚外にある存在の事も知らされているが、それが闇に沈んだ本だとは邂逅時には気付かなかった(ただし外史の方では最初から解っていた模様)。
正史では幼少時に先祖帰りを起こし、曾祖父から受け継いだキマイラの因子が活性化した事で灰色の末裔として覚醒。
外史では生死の境を彷徨い、祖母にキマイラの因子を内包した種を埋め込まれ祖神回帰を起こす(あくまで応急処置)。
年々症状が悪化しており、どちらの歴史でも因子を封印する事が出来る種と呼ばれる物を探し求めている。
脳内には彼女の(妄想である)ファンが居り、何故か話が進む毎に数が増えたり減ったりする。
闇に沈んだ本が役割を代替している為だと思うが、彼等は恐らくイマジナリーフレンドである。
【ルルシオラ】
ハチ種の虫系人外。女性。
「KA106」という謎の機構を備えた魔科複合式パイルバンカーを装備する無知クールさん。
ちなみに「KarnesiaArts(カルネジアアーツ)」の略称らしいが、そもそもこのパイルバンカーの製造会社(科学の方)は社名が公開されていない謎の団体である。
ちなみにこの名前は個体名ではなく種族名である。そういう事にしといて欲しい。