【ケイオス】
ローレウル十三廻廊の一人。周囲には男性に間違われていたが、実は女性。綴りは「Chaos」。
幼少期に唯一の肉親である母親を亡くした事により精神が磨耗、感情を封じ込める仮面を着けて廻廊で極高位として活動。
過去の大戦において剣聖グラムとミラ姫と邂逅し、最愛の人と掛け替えのない親友を得る。
夫婦生活は順風満帆ではあったが、大戦で肉体を酷使し過ぎた為に本編の二十年前に死亡。のちに彼女の骨から刀が作られる。
とある事情で不妊症を患っており、生前はグラムとの間に子を望んでいたが、ミラが養女となった事で取り敢えず願望は成就した模様。
元ネタは『DIGITAL MONSTER X-evolution』の「アルファモン」。境遇も少し似ている。
【ケイネ】
ローレウル十三廻廊の一人。絶壊女帝。吸血鬼。
本名はケインエリッヒ=エドベリボリヒェネトという、とても言い難い名前の人物。
保有能力は怪力招来と、吸血による隷属化(現在使用不能)。
不死城ネビュラルドに所属する吸血王の一族だが、過去に起きたある事件を境に吸血を拒んでおり、王族の中では異端者として知られている。
吸血王は真祖に近い種族で、吸血行為を断ったとしても肉体に変化を及ぼさないので生活に支障は出ない。
【兄妙寺 雲河】けいみょうじ うんが
魔法つかいの一人。リターナー。
相手の放った魔法を受け止め、力の向きを反転させて返戻するカウンタータイプ。
他の四人の二つ名は諺とか伝説がモチーフなんだけど、彼は何故こんな設定になったのか全く記憶が無い。
と思っていたけど、恐らくクロスカウンター的な事だと思われる。こいつだけ手の形が握り拳だし。
【賢機帝ベーオ・リンデ】けんきてい べーお・りんで
灰機甲国の国主にして全甲国民の製作者とされる男。彼も機械生命である。
央都政府の要請で大戦に国を率いて参加したが、終戦直前に甲国ごと消息を断つ。
その正体は、ミラがトウマの国に来なかった時間軸の未来から来たタイムトラベラー。
彼の型式はBR-9990で、賢機帝ブラストリオンを基盤とするBRシリーズの最終ナンバーである。
彼の生まれた時間軸では、最初に造られたブラストリオンが大戦を生き延び灰機甲国を作ったとされている。
だが彼が跳んだ過去の世界にはブラストリオンは居なかった。ミラの存在という歴史のズレが発生したからである。
彼にとってブラストリオンは、畏敬すべき父であり愛情を注いだ子である。
【剣山処 踏良】けんざんどころ ふみよし
天神町に住む青年。一般人。
花屋でよく見る人として商店街では多くの住民に知られているが、その実彼はそれなりに名の知れた華道家である。
名前からは全く想像出来ないたおやかな肢体を持つ男性。元々神都市にあった劇場で女形をしていたらしい。
「変な名字を作ろう企画」の被害者の一人。惨憺塔とか頭蓋塚も同じ企画から生まれた。
【幻獣王サイロニアス】げんじゅうおう さいろにあす
真暦において世界の意思を受け抑止力として活動している三王の一人。
王の中で一番口が悪く、一番生き汚く、一番生物を愛している男。
絶滅危惧種である幻獣を自らの領地で保護している為、人々から幻獣王と呼ばれているが、自分は王の器ではないとしばしば言っており、実際ただの役職名であるらしい。
ゲーム版における設定では隠しダンジョンに出現するボス。
無属性攻撃を弾いたり(属性攻撃は通る)、体力を半分まで減らすと攻撃力が2.5倍に上昇する。
【剣神・千里】けんしん・せんり
中神の一人で豊穣神・竜胆の妻。豊城秋と白帝の母親でもある。如月蒼麻の師匠にあたる。
また人外や人間を生み出した羊水炉は、天星神と千里の両名によって造られたものである。
現在は蒼黒神社の地下にある御神体と融合(結界の誤作動に巻き込まれた)しており、ほぼ下半身が岩塊に埋まっている状態。
初期設定では「包帯隻眼四肢切断少女」となっているのだが、この頃の作者は何を考えていたのか。そもそも少女ですらないのに。
同じ神様の中では騎神・テッサと特に仲が良い。
【現世王ロワール】げんせおう ろわーる
世界の独裁統一を目論む王。現世とか言っているがこれでも人間。
この時代の世界は文明崩壊後にかなり以前の文明まで戻っているので、程々の軍事力があればホントに統一出来たりする。
彼はそういう深い所を知らないので、それを遥かに凌駕する軍事力を持っている。そんなに要らないのに。
Twitterにある公式botには「私はこの世で唯一無二にして最高の王となる」というセリフがある。
正直言うと井の中の蛙というもので、実は一番世の中の事を知らない人。
退魔御三家も知らないし、四仙大戦も知らないし、珀麗も知らないので無謀にも宣戦布告しちゃう。
【幻魔王シャギア】げんまおう しゃぎあ
真暦において世界の意思を受けて抑止力として活動する三王の一人。
王の中で一番弁が立ち、一番他人を怒らせるのが上手く、一番空気読めてない男。
体内に内包出来る魔力の量が三人の中で一番多く、その為大規模な魔導が連発出来るが若干照準がブレてる。
本人は自分の力に酔っているので全く気付いていない。
ゲーム版における設定では隠しダンジョンに出現するボス。
当たり判定の大きい弾を撃ってきたり(照準ブレてる(キャラ0.5人分))、唐突に攻撃をやめてプレイヤーを煽って来る(最大の攻撃チャンス)ウザさを発揮する。
【幻霧王フォルニット】げんむおう ふぉるにっと
真暦において世界の意思を受けて抑止力として活動している三王の一人。
王の中で一番口数が少なく、一番他人の機微に疎く、一番手加減出来ない男。
彼が歩くと何処からともなく霧が発生し視界が遮られるが、風系魔導が使えれば吹き飛ばせるし、発生範囲が限られているので距離を取れば問題無い。
ゲーム版における設定では隠しダンジョンに出現するボス。
霧に隠れてプレイヤーの背後に現れたり、遅効性の毒霧を発生させたりする。
【剣嵐の禍龍ルミルナ】けんらんのかりゅう るみるな
幻喪の塔と呼ばれる場所の最上階に居る四匹の龍の一匹。
ニコニコ動画で登場したゲーム版の設定ではレベル99999。
主属性は風、副属性は雷。攻撃範囲は円状(ステージの2/3)。
初出は東邦シリーズ6作目「幻想骸亞郷」。